損害保険ジャパンは7月25日、同社の代理店委託先で、事故時の入庫紹介先の整備工場でもあるビッグモーターとビーエムホールディングス、ビーエムハナテンの3社(以下、ビッグモーター社)による自動車保険金の不正請求に対する今後の対応を、以下の通り発表した。
7月18日、ビッグモーター社に於ける「損傷の作出」や「損傷のない部位への修理作業の請求」、「実際には施工しなかった作業の請求」、「使用していない部品の請求」など、様々な自動車保険金の不正請求の内容が公表された。
損害保険ジャパンは、発表された事実を厳粛に受け止め、今後、関係当局を含め、このような不正請求を行ってきたビッグモーター社に対し、厳正なる対応を実施。
また現在、被害を受けた顧客への対応を最優先に調査を進めている、ビッグモーター社での自動車修理に於ける修理費協定内容や修理内容について、「保険契約者が不利益を被っている事案(修理未施工・不十分な修理)」や「保険金返還請求を行うべき事案」が判明した場合には、個別に連絡をした上で、被害回復を進めるとしている。
さらに、損害保険ジャパンでは、保険金不正請求を認識できなかったことを真摯に受け止め、社外弁護士による調査委員会を設置。客観性・透明性を確保した調査を行い、真因分析のうえ、必要な対策につなげていくとしている。