エネチェンジは11月1日、「エネチェンジEV充電サービス」の提供開始を発表した。
「エネチェンジEV充電サービス」は、自動車の駐車スペースに、初期費用無料、月額利用料のみでEV普通充電器を設置し、EV充電器利用により発生した売上の一部を駐車スペースのオーナーに還元するサービス。オーナーは駐車スペースに付加価値をつけたEV充電ビジネスを手軽にスタートでき、EVの利用者の集客に加え利便性・サービス向上が可能となる。
日本政府は2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、2021年10月22日に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」において、2035年までに乗用車の国内新車販売を100%電動化するという方針を掲げている。EV充電インフラに関しては、既存のインフラを有効に活用できるSS(サービスステーション)に急速充電器1万台など、公共用の急速充電器3万台に加え公共用の普通充電器10万台を含む充電インフラを計15万台設置し、遅くとも2030年までにガソリン車並みの利便性を実現することを目指す。
なお、現在の日本のEV充電器の設置台数は合計約3万5,000台(普通充電器2万7,600台、急速充電器7,835台、公共用、商用、職場用の合算)にとどまっている。