損害保険ジャパン日本興亜の子会社のセゾン自動車火災保険と、そんぽ24損害保険は、関係当局の認可等を前提に、2019年7月を目処として合併することに合意したことを、3月6日に発表した。
1.合併の経緯および目的
損保ジャパン日本興亜、セゾン自動車火災およびそんぽ24は、損害保険業界を取り巻く経営環境の変化をふまえ、国内損害保険事業の効率性と収益性の向上を目指した検討・協議を重ねてきた。
その結果、通販型自動車保険マーケットにおいて、高い競争力を有するセゾン自動車火災を存続会社とし、グループ内の通販損害保険会社2社の合併に至ったとしている。
2.新会社の目指す姿
合併後の新会社は、存続会社であるセゾン自動車火災の経営基本方針、事業戦略、ビジネスモデルに沿い、主力商品である「おとなの自動車保険」を中心に、商品・サービスを提供。
SOMPOホールディングスグループの通販損害保険会社として、「心地よい」と感られるよう全社一丸となり取り組み、選ばれる保険会社を目指すとしている。
3.そんぽ24契約の取扱い
(1)合併前の取扱い
そんぽ24の加入の契約については、満期を迎えるまで、契約の補償内容、サービス内容、事故対応の体制等に一切変更はない。
(2)合併後の取扱い
合併時点におけるそんぽ24の加入の契約は、合併と同時に、セゾン自動車火災が引き継ぐ。
また、既に加入している顧客に対しては、セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」を、契約の更新時期に合わせて案内する。
4.合併までの準備
(1)合併までの準備体制
2018年4月にセゾン自動車火災とそんぽ24に統合推進部(仮称)を設置し、合併の準備を進めていく。
(2)早期一体化
2018年4月から共同本社体制、拠点同居等による業務の共通化・効率化の取組みを開始し、合併を待たずスムーズな立ち上げを目指す。
[合併の当事会社の概要] (数値は 2017 年 3 月 31 日現在)
商号:セゾン自動車火災保険株式会社
本店所在地:東京都豊島区東池袋 3-1-1 サンシャイン60 40階
代表者の役職・氏名:取締役社長 梅本 武文
事業内容:損害保険業
資本金:287億円
総資産:516億円
正味収入保険料:332億円
設立年月:1982年9月
発行株式数:4,030千株
決算期:3月31日
従業員数:417名
大株主および持株比率:損害保険ジャパン日本興亜株式会社(99.7%)
商号:そんぽ24損害保険株式会社
本店所在地:東京都豊島区東池袋 3-1-1 サンシャイン60 44階
代表者の役職・氏名:取締役社長 永野 寿幸
事業内容:損害保険業
資本金:190億円
総資産:236億円
正味収入保険料:133億円
設立年月:1999年12月
発行株式数:380千株
決算期:3月31日
従業員数:225名
大株主および持株比率:損害保険ジャパン日本興亜株式会社(100%)