S.RIDEは11月17日、日立ソリューションズ・クリエイトの提供する法人向けタクシー専用決済サービス「CAB CARDモバイル決済」を、タクシーアプリ“S.RIDE®”の決済サービスに導入し、11月24日からサービスを開始すると発表した。
両社が連携することで、スマートフォンを用いた配車や非接触での支払い、従業員の利用状況の可視化などが可能になる。これにより、タクシー利用者・管理部門の利便性向上によるビジネスシーンにおけるタクシー利用の拡大と、タクシー業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進によるビジネスの活性化を支援する。
タクシー業界は、特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、国を挙げて実施された人流抑制の影響を受けて大幅に利用者が減少し、厳しい経営環境が続いている。このような中、Withコロナを前提に、タクシー利用の拡大のため、安心・安全な非接触型の決済方式の導入を進めるとともに、デジタルデータを活用して新たな価値を創出するDXによってビジネスを活性化していくことが課題になっている。
今回、日立ソリューションズ・クリエイトとS.RIDEが連携することにより、S.RIDEの主要タクシー事業者株主(グリーンキャブ、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ無線協同組合)が保有する計1万台以上のタクシーで、スマートフォンを用いた非接触決済が可能な「CAB CARDモバイル決済」を開始し、順次、タクシーアプリ“S.RIDE”導入タクシー事業者に展開することで、利用可能なタクシー台数の拡大を図っていく。また、ビジネスシーンにおけるタクシー利用者・管理部門双方の利便性向上を図ることで、「キャブカード」を導入している法人ユーザーのタクシーアプリ“S.RIDE”の利用を促進するとともに、新たな法人ユーザーへの利用拡大をめざしていく。
■提供エリア
東京都(一部エリアを除く)、横浜市(一部エリアを除く)、鎌倉市、川口市、さいたま市(大宮区・中央区・浦和区・南区)、蕨市、戸田市 *その他のエリアについても、順次拡大予定。
■提供開始日
2021年11月24日(予定)