REXEVは6月12日、東京電力パワーグリッド向けに、EVスマート充電器「Flemobi(フレモビ)」スタンダードプランの提供を開始した。
上記の「Flemobi」は、法人・自治体向けのEV導入をトータルで支援し、ガソリン車からEVへの置き換えを無理なく加速させ、脱炭素経営を応援するサービス。EV導入時の煩雑なコスト試算や工事の支援、運用中の電力コスト上昇や充電管理などの課題を解決するものとなっている。
REXEVは、同サービス実施にあたり、東電PG敷地内にEVスマート充電器28台を設置して、車両運行マネジメントと充電マネジメントを組み合わせたエネルギーマネジメントシステムを提供する。東電PGが所有する業務車両のEVシフト及びEV運用の支援を行うと共に、充電情報を集約管理し車載蓄電池を遠隔制御するVPPを構築して、EVを大規模な調整力として活用することを目指す。
今導入の背景には相模原市が「さがみはら気候非常事態宣言」で2050年 CO2排出量実質ゼロを目指す決意を表明したことに起因する。
これを受けて東電PGは、脱炭素社会の実現に向けて相模原市との連携を強化。脱炭素型のまちづくり並びに持続可能な地域社会の構築を推進するべく、日々の電力安定供給、災害時の強固なインフラ整備などの様々な取り組みを行っている。
そうしたなかで同プロジェクトは、より効率的・効果的なEV活用について検証すると共に、地域の脱炭素・レジリエンス向上に貢献していくことを目的としている。
上記活動の背景を踏まえ、東電PGは28台のEVスマート充電器を導入。REXEVの「Flemobi」エネルギーマネジメントシステムを活用して、自社EVの運用・管理を行う。
現在、東電PGが保有するEVは日産サクラや日産リーフなど計12台で、今後、台数を拡大していく予定。REXEV独自のノウハウが凝縮されたスマート充電管理システムを利用することで、充電タイミングを自動管理してピーク電力を制御し、ランニングコストの削減に寄与するかの検証を実施する。併せてREXEVが、独自開発したスマートチャージにより必要電力を常に確保し、充電不安のないEVの安心運用を提供する。
参画2社の役割は以下の通り
東電PG
・REXEVのEVスマート充電器28台を導入し、EV利用による環境に配慮した事業運用
・REXEV「Flemobi」エネルギーマネジメントシステムを活用し、自社EVの運用・管理
・REXEVのEVによるVPP事業への協力
REXEV
・REXEVのシステムに対応したEVスマート充電器を提供
・「Flemobi」サービスでエネルギーマネジメントシステムを東電PGに提供
・REXEVのシステムを通じて、VPP事業における電力需給の調整力としてEVを活用
会社概要
株式会社REXEV(レクシヴ)
本社所在地:東京都千代田区神田淡路町一丁目9番5号
事業内容:企業、自治体向けのEV導入支援およびEV運用システム提供事業等