ルノー・日産自動車・三菱自動車とGoogleは、9月18日、同アライアンスの車両にAndroidのオペレーティングシステム （OS）を搭載し、インフォテインメントやドライバー向けアプリケーションを複数のブランドと車種で展開するため、技術提携したことを発表した。

なお、車両への搭載は、2021年を予定している。

アライアンス各社は、Androidを使用することで、Googleマップによるナビゲーションや、Google Playストアの自動車用アプリケーションの利用、Googleアシスタントを活用した音声による電話・メールへの応対、メディアの操作、情報検索や車両機能の管理が可能に。

Androidのプラットフォームは幅広い車両に展開されるが、各ブランドは、この共通プラットフォームをベースに、柔軟に独自のユーザーインターフェースや特有の機能を提供するとしている。

今回のインフォテインメントに関するパートナーシップは、2022年の終わりまでに年間1400万台以上の販売台数を目指す中期計画、「アライアンス2022」の中で掲げているコネクティビティとクラウドベースのサービスを、より多くの車両に搭載していく取り組みの一環。

同計画にはこの他、12車種の新型ゼロ・エミッションEVや自動運転技術、アライアンスインテリジェントクラウドの導入などが含まれている。

また、アライアンスインテリジェントクラウドでは、データ管理とインフォテインメントシステムを統合し、無線通信アップデート、遠隔診断をアライアンス各社の車両で行うことを容易にするプラットフォームを提供。次世代インフォテインメントシステムに、安全なコネクティビティをもたらすとしている。

なお、システムは、Apple iOSのような他のOSを搭載したデバイスにも対応するだと云う。