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2019年5月10日【アフター市場】

デンソー、EV等の電気を住宅で活用する充放電器を発売

NEXT MOBILITY編集部

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デンソー・ロゴ

デンソーは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)向けの双方向給電装置の「V2H(*1)-充放電器」を開発し、販売を開始した。

 

V2H-充放電器は、EVやPHVに電気を充電するだけでなく、車両に貯めた電気を住宅でも活用できる製品。電気料金の安い夜間に車両に充電した電気を昼間使用することで、電気料金を節約したり、停電時に車両に貯めた電気を住宅で活用できる(*2)他、太陽光発電で作った電気を車両に貯めることもできる。

 

また、同製品は、家庭だけでなく公共施設やオフィス、商業施設などの事業施設でも利用(*2)可能。5月9日に発売されたトヨタ新型プリウスPHVでの利用もできる。

 

 

 

 

[V2H-充放電器の特徴]

 

・200V普通充電器の約2倍の充電スピード(倍速充電機能)。

 

・最大約6kVAの出力で、停電時でも普段に近い暮らしが可能(*3)。

 

・デンソー製「HEMS」との連携で、賢く電気をマネジメント(*4)。

 

・住宅の外壁と相性の良い落ち着きのあるメタリックグレーの配色。

 

・大きめの文字で屋外操作でも見やすい表示。

 

 

 

 

 

 

*1:Vehicle to Homeの略。

*2:事業施設での利用には、条件や制約がある。

*3:車種により異なるが、40kWhの蓄電容量を持つ電気自動車(満充電時)で、家庭の一日の電気使用量が10kWhの場合、4日間電気が使える(計算値)。

*4:過去の発電量、電力プラン、翌日の天気予報などをもとに余剰電力を有効活用る (2019年秋対応予定)。なお「HEMS」(Home Energy Management System)は別売り。

 

 

[製品仕様]

 

– 設置環境:屋外、標高2,000m以下、-20℃~+40℃*5

– 外形寸法:809mm×855mm×337mm(幅×高さ×奥行)

– 本体質量:約91kg

– 対応車種(デンソー確認結果):

トヨタ自動車:新型プリウスPHV

日産自動車:LEAF(リーフ)、e-NV200(パレット)

三菱自動車工業:i-MiEV、アウトランダーPHEV 等

 

*5:設置には諸条件がある。

 

 

■(デンソー)「V2H充放電器」特設サイト:https://www.denso.com/jp/ja/products-and-services/consumer-products/v2h/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。