デンソーは1月26日、同社製燃料ポンプの不具合に起因するリコール(約48万台)が、同日、自動車メーカー各社から国土交通省へ届け出されたことを受けて、その対応についての続報(※)を発表した。
今回のリコールの対象となる燃料ポンプの不具合は、2020年3月以降に実施された一連のリコール同様、樹脂密度の低いインペラ(燃料ポンプの構成部品)が燃料によって変形し、作動不良に陥る、あるいは最悪の場合に走行中エンストに至るおそれがあるというもの。その対象車両は、今回の届け出分も含めると、2020年3月以降、国内だけで合計約430万台に上る。
デンソーは、交換用部品を一日でも早く対象車両のユーザーに提供できるよう、全社を挙げて、また、関係取引先の助力を得つつ、部品供給に全力を挙げていくとしている。
なお、現在提供されているリコール交換用/新車向けの燃料ポンプは、不具合の対策が施されたものになっている。
※(デンソー)当社製燃料ポンプに関する対応について (2023年12月13日リリース)。
リコール届出一覧(国内/2024年1月26日時点)
<四輪>
■スズキ
<届出日(届出No):台数>
– 2021年5月14日(4947):34,200
– 2024年1月26日(5438):64,939(+補給品49)
■スバル(SUBARU)
<届出日(届出No):台数>
– 2021年7月29日(4994):14,459
– 2024年1月26日(5434):229,843(+補給品1,564)
■ダイハツ
<届出日(届出No):台数>
– 2021年6月24日(4978):956,221
– 2023年5月26日(5321):147,042
– 2023年11月2日(5405):269,280(+補給品1,395)
■トヨタ
<届出日(届出No):台数>
– 2020年3月4日(4683):113,302
– 2020年10月28日(4830):210,363
– 2023年11月2日(5404):328,108(+補給品2,111)
■ホンダ
<届出日(届出No):台数>
– 2020年5月28日(4751):12,427
– 2020年5月28日(外-3038):36
– 2020年5月28日(外-3039):7,572
– 2021年3月25日(4917):19,430
– 2021年3月25日(外-3197):6,925
– 2022年6月2日(5159):219,623
– 2023年6月2日(5328):307,351
– 2023年10月13日(5395):3,433(補給品)
– 2023年12月8日(5423):1,138,046
– 2023年12月8日(外-3728):204
■マツダ
<届出日(届出No):台数>
– 2021年11月12日(5043):42,505
– 2024年1月26日(5436):146,777(+補給品661)
■三菱自動車
<届出日(届出No):台数>
– 2024年1月26日(5439):36,769(+補給品52)
【計】4,314,687
<二輪>
■ホンダ
<届出日(届出No):台数>
– 2024年1月26日(5437):3,496(+補給品129)
■ヤマハ発動機
<届出日(届出No):台数>
– 2024年1月26日(5435):212(補給品)
【計】3,837