国土交通省は6月23日、大臣に対して、トヨタ自動車からトヨタのバッテリー式電気自動車(BEV)「bZ4X」および、スバル「ソルテラ」に関して、同日付でリコールの届出があったことを発表した。リコール対象車は204台。
急旋回や急制動の繰返し等で、タイヤを取付けるハブボルトが緩む可能性があるため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合タイヤが脱落するおそれがあると云う。トヨタは、当該全車両に対して、恒久対策が決定・実施されるまでの当面の間、使用を停止するよう要請する。
[リコール届出一覧表] 届出日:令和4年6月23日
– リコール届出番号:5177
– リコール開始日:令和4年6月24日
– 届出者の氏名又は名称:トヨタ自動車株式会社 取締役社長 豊田 章男
問い合わせ先:トヨタお客様相談センター(電話:0800-700-7700)
– 不具合の部位(部品名):走行装置(ハブボルト)
– 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
タイヤを取付けるハブボルトにおいて、急旋回や急制動の繰返し等で、当該ボルトが緩む可能性がある。そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがある。
– 改善措置の内容:
全車両、当面の措置として、使用者に対し使用停止を要請し、対策が決定次第、恒久対策を実施する。
– 不具合件数:0件
– 事故の有無:無し
– 発見の動機:海外市場からの情報による。
– 自動車使用者及び自動車特定整備事業者等に周知させるための措置:
・使用者:ダイレクトメール、電話等で通知する。
・自動車特定整備事業者等:日整連発行の機関誌に掲載する。
・各社のインターネットホームページに掲載する。
[リコール対象車]
<車名、型式、通称名、リコール対象車の車台番号の範囲及び製作期間、リコール対象車の台数、備考>
– トヨタ、ZAA-XEAM10、「bZ4X」、XEAM10-0001001~XEAM10-0001060 令和4年3月2日~令和4年6月2日、42、─
– トヨタ、ZAA-YEAM15、「bZ4X」、YEAM15-0001001~YEAM15-0001200 令和4年3月2日~令和4年5月31日、70、─
– スバル、ZAA-XEAM10X、「ソルテラ」、XEAM10-0001021~XEAM10-0001051 令和4年3月30日~令和4年4月21日、10、─
– スバル、ZAA-YEAM15X、「ソルテラ」、YEAM15-0001032~YEAM15-0001190 令和4年3月28日~令和4年5月23日、82、─
(計4形式・2車種、製作期間の全体の範囲:令和4年3月2日~令和4年6月2日、計204台)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある。