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2024年11月1日【IoT】

PSA、スポーツエンタテインメントの新領域を開拓へ

坂上 賢治

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ラグジュアリーな送迎サービスを提案するWELL Cabinの実証イメージ

 

世界一の「移ごこちデザイン」カンパニーを目指すパナソニックオートモーティブシステムズ(PSA)は11月1日、家電で培った様々な技術をクルマに展開することで快適な車室空間と心地よい乗車体験の提供を目指している。その一環として唯一無二のラグジュアリーなスポーツ観戦体験を届けるサービスを開発。その実証実験を本年11月から開始すると発表した。

 

今実証実験では、車室空間に自社の知見と技術を盛り込んだコンセプトモデル「WELL Cabin」を提案。これを実際のサービス提供を通じて確認する。より具体的には、移動とスポーツを一体化したスポーツ・エンタテイメントの新境地を、共創パートナーと切り拓いていく構え。

 

こうしたコンテンツ開発にあたっては旅行業・スポーツチーム・陸運業などの異業種コラボレーションによって実現を目指し、パナソニックグループでは持たない強みをパートナー企業へ求め、スポーツや各種コンテンツの新たな楽しみ方をより多くの消費者へ届けて、次世代モビリティの可能性を開拓していく。

 

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サービスコンテンツの内容は以下の通り

 

WELL Cabinと名付けた特別な車両を用いて、アイスホッケーの試合会場と横浜駅を結ぶ送迎サービスを行う。車両には、没入感ある大画面ディスプレイや3Dハイレゾリューション対応のオーディオスピーカーを用いた高臨場感を味わえる車室空間とする。

 

乗車した顧客は、往路では臨場感あるオリジナルの動画コンテンツを体感し、乗車した瞬間からチームとの一体感を共有できるようにする。そのまま試合会場に到着したら実際の試合を楽しんで貰い、復路では、試合の余韻に浸りつつ、リラックスできる車室空間を提供する。

 

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上記サービスでの各社の役割は以下の通り

 

– パナソニック オートモーティブシステムズ:コンセプトの創出、車室内の体験設計、車両製造および貸与

 

– クラブツーリズム:旅行商品の主催(企画・販売・旅程管理)
ツアーの詳細はこちら https://tinyurl.com/yc2h8wty(2024年11月1日 10:00~閲覧可能)

 

– GRITSスポーツイノベーターズ:アイスホッケーチーム横浜GRITSの運営

 

– 三和交通:車両の運行、管理

 

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実証以降の展開については以下の通り

 

パナソニック オートモーティブシステムズは、サービスの提供を通じて得られる知見を活用し、スポーツおよびその他エンタテインメントに於けるラグジュアリー送迎サービスでの新たな可能性を検討していく。

 

また心地よい移動体験への想い、新規事業の創出に共感してくれる新たなパートナーを今後も募り、モビリティを通じた人々のよりよいくらしの実現に努める。

 

なお、2025年1月10日から12日に開催されるTOKYO AUTO SALON 2025に当該サービスを介して提供するWELL Cabinを出展する。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。