国土交通省は11月4日、Project PLATEAUがグッドデザイン金賞(ファイナリスト)を受賞したことを発表した。
3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト“PLATEAU(プラトー)”は、2021年度グッドデザイン賞において、国土交通省として初めて金賞(ファイナリスト)を受賞した。
また10月27日、「2021 61st ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のクリエイティブイノベーション部門にて、「ACCグランプリ(総務大臣賞)」も受賞している。
■グッドデザイン賞 審査員のコメント
これまでも国土交通省からは地図や3Dデータが提供されてきたが、その都度、オープンデータは共通規格で提供されておらず、世界の標準とも規格が違っていた。
こうした既存データの再編集も合わせて国際標準のCityGMLで統合し、世界的にも大きな3D都市データベースを一気に立ち上げたのが本プロジェクトの価値だ。
またデータの利用を多角的に促すプログラムを同時に走らせ、可視化するためのビューワも実装するなど、これまでの日本のオープンデータプロジェクトの中でも数頭身ほど抜けた表現力のプロジェクトとなっている。
日本の政策もここまでデザインできるという金字塔に育ってほしい。