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2023年12月12日【アフター市場】

パワーエックス、成田空港に国内最速クラスのEV充電施設開設

坂上 賢治

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P1駐車場内のチャージステーション

 

パワーエックス成田国際空港(NAA)は12月12日、成田国際空港第1ターミナルP1駐車場内に蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger(ハイパーチャージャー)」1基を設置した。

 

チャージステーションの一般利用は12月15日午前9時から。同設備はパワーエックスにとって、空港内に設置する初のチャージステーションとなる。

 

パワーエックスでは、「自然エネルギーの普及並びに蓄電、送電技術の進化に於いて事業を展開する当社は、自社で開発製造する蓄電池搭載型超急速EV充電器Hyperchargerを用いて、EVユーザーにとって利便性の高い場所に、国内最速クラスである最大出力150kWの公共用超急速 EVチャージステーションを設置し、EVに乗りやすい環境を整備します。

 

また車両を充電する電力に再生可能エネルギーを使用することで、地球に優しく便利な EV 体験を提供するべく取り組んでおり、この度、NAAと事業提携の上、NAAが保有する駐車場を賃借し、チャージステーションを開始します。

 

これを期に、国際拠点空港として国内外の119都市に就航する同空港を利用されるEVオーナーの皆さまに、再生可能エネルギーを活用した国内最速クラスの超急速充電サービスを通じて、地球に優しく便利なEVによる移動を実現します。

 

遠方から車で成田空港までお越しの方は、ご帰宅の前に素早く充電することができ、ご家族のお見送りやお迎えの際などにも便利なステーションです。これらの取り組みにより、両社は持続可能な社会の実現に向けた活動を加速させて参ります」と話している。

 

一方でNAAでは、「サステナブルNRT2050を掲げ、2050年度のCO2排出量実質ゼロを目指している当空港は、2023年12月1日には、国内空港で初めて成田国際空港脱炭素化推進計画が国土交通大臣の認定を受け、成田空港全体の脱炭素化へ向けてより一層取り組みを強化しています。

 

この取り組みの一環として、空港アクセス車両の脱炭素化を推進するため、成田空港第1ターミナルビル前P1立体駐車場内に国内空港で初めて、蓄電池型超急速EV充電器Hyperchargerの設置を行うことで、電気自動車の導入を促進させることを目指していきます」と語っている。

 

成田国際空港第1ターミナル/チャージステーション
設置場所: 第1ターミナル P1駐車場内(千葉県成田市成田国際空港内)
導入製品:パワーエックス製 蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger Standard 」
設置台数:1基
充電可能台数:2台の車両を同時充電可能
営業時間:24時間
利用対象:充電規格「CHAdeMO」での充電に対応した電気自動車を所有するオーナー(一部の車種は充電できない場合がある)
運用開始日時:2023年12月15日午前9時

 

サービス特徴
超急速充電:最大150kWの国内最速クラスの出力による短時間充電。10分間の充電で、約130kmの航続距離を充電可能。(対応車種の場合)
予約可能:専用アプリで事前予約可能、待ち時間なくスムーズに充電
再エネ充電:「再エネ満タン」を実現
時間制限なし:30 分等の上限無しにフル充電可能
ユーザビリティ:スマホアプリによる分かり易い操作(決済・予約)

 

成田国際空港
会社名:成田国際空港株式会社(NAA)
設立:2004 年 4 月
代表:代表取締役社長 田村 明比古
所在地:千葉県成田市成田国際空港内 NAA ビル
主な事業:内容成田国際空港(成田空港)の設置および管理 等

 

パワーエックス
会社名:株式会社パワーエックス (PowerX, Inc.)
設立:2021 年 3 月 22 日
代表:取締役兼代表執行役社長 CEO 伊藤 正裕
所在地:東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウンタワー43 階
事業内容:大型蓄電池の製造・販売、EV チャージステーションのサービス展開、電気運搬船 の開発・製造、及び再生可能エネルギー等の電力供給

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。