日刊自動車新聞社は7月2日、「日刊自動車新聞 用品大賞2021」のグランプリをはじめ、各部門賞を発表した。
グランプリはパイオニア株式会社の車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」、準グランプリはマルカサービス株式会社の「MID RMP 025FX」に決定した。
パイオニアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」は、〝クルマのオンライン化〟を実現する車載用Wi-Fiルーター。車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」の高速LTEのデータ通信を定額で制限なく使用でき、ネットワーク機能を備えた車載機器やスマートフォン、ゲーム機器などを同時に最大5台までWi-Fi接続可能とした。
車載専用設計ならではの機能性と耐熱性を備え、ニーズにあわせた料金プランの選択や簡単に取り付けられるなど他社製品との差別化を図った。発売以降、テレワーク需要の拡大などもあり、販売も好調に推移。カー用品店などからも「ユーザーニーズにマッチした製品」などと高い評価を得たことなどを鑑み選定された。
今回の表彰はグランプリ、準グランプリのほか、18部門と特別賞の合計24社が選出されている。
今年度の用品大賞は、ドライバーの安心・安全を支援する製品や車載専用ならではの利便性の高いカー用品などが目立つ。また、ニューノーマルを踏まえて販売が急増した製品なども選出。社会情勢や市場環境を反映した結果となった。
なお、表彰式は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止としている。
■日刊自動車新聞用品大賞2021選定結果
– グランプリ
パイオニア株式会社 車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」
– 準グランプリ
マルカサービス株式会社 「MID RMP 025FX」
– タイヤ部門
日本グッドイヤー株式会社「EAGLE F1 SPORT」
– ホイール部門
株式会社ワーク「VS XV」
– カーナビゲーション部門
パナソニック株式会社 オートモーティブ社 ストラーダ 「CN-F1X10BLD」
– ドライブレコーダー部門
株式会社ユピテル 「全周囲360°&リアカメラドライブレコーダーmarumie Q-30R/ZQ-30R」
– 車内快適部門
株式会社セイワ 「WA69 スマートダストボックス」
– 洗車・コーティング部門
株式会社ソフト99コーポレーション 「Gジェッター」
– 安全サポート部門
セルスター工業株式会社 「ドライブレコーダー機能付きデジタルインナーミラーDM-10/CS-1000SM」
– 安全サポート部門
PIAA株式会社 「ヘッド&テールライト融雪ヒーター」
– アイデア部門
株式会社カーメイト 「ブラング 噴霧式フレグランスディフューザー」
– アイデア部門賞
株式会社プロスタッフ 「カッパの足フィット」
– カスタマイズ部門
株式会社ブリッツ 「DAMPER ZZ-R SpecDSC PLUS」
– ランプバルブ部門
IPF株式会社 「ヘッド・フォグランプ用LEDバルブ Fシリーズ」
– アウトドア用品部門
エーモン工業株式会社 「OGC」
– アウトドア用品部門
株式会社阿部商会 「Thule Tepui Explorer Series」
– 防災用品部門
ベロフジャパン株式会社 「ポータブル パワーステーション 222Wh」
– カーディテイリング部門
株式会社Fenix Japan 「Fenix Scratch Guard」
– ウイルス対策用品部門
中央自動車工業株式会社 「C.A.W抗菌・防臭チタニア+CPCファブリックコーティング」
– 大型車部門
バスク株式会社 「AirBall TB」
– 軽自動車部門
株式会社共豊コーポレーション 「Cawaii Decor Decor cannelé」
– 二輪車部門
株式会社デイトナ 「D-UNIT™ ウォーターレジスタント」
– 整備サポート部門
株式会社パーマンコーポレーション 「DHP150」
– 特別賞
藤壺技研工業株式会社
■「日刊自動車新聞 用品大賞」
1987年のスタート以来、自動車ユーザーに多彩で充実したカーライフを提案すると共に、自動車用品の販売促進と業界発展に寄与することを目的として選定し、今年で34回目を迎えた。選定にあたっては、販売数量だけでなく、商品開発のアイデアや話題性、業界貢献度、社会状況なども鑑み、総合的に評価している。