パイオニアは4月22日、同社が保有するルートテクノロジーと音声技術を活用したバイク用音声ナビ「MOTTO GO(モットゴー)」のプレリリース版(利用無料、Androidデバイス向け)を、同日から6月末日(予定)までの期間限定で公開すると発表した。これに伴い、「『MOTTO GO』プレリリース版モニターキャンペーン」を、同日より実施する。
近年、昔バイクに乗っていて改めてバイクに乗るようになった人や、女性ライダーの増加など、バイクを利用する人、ツーリングを楽しむ人が増えていると云う。
パイオニアが実施した調査(※1)では、ライダーの65%がスマホのナビを使用していると回答しているが、その多くが情報を確認する際にバイクを停め、グローブを外してスマホを操作しなければならないことを面倒に感じているほか、バイクインカムの普及により、音声を活用したバイク用サービスへの期待も高まっているとのことだ。
そこで、同社は昨年、バイク向けに最適化したナビゲーションや安心・安全にツーリングを楽しめる情報を、プッシュ型の音声で提供するバイク用音声ナビ「MOTTO GO」のβ版を期間限定で公開。その際にモニター利用者から寄せられた様々な意見・評価を反映し、β版の機能をさらに向上させたプレリリース版(Android向け)を、今回、期間限定で公開した。なお、7月には、このプレリリース版利用者からの意見・要望を反映させた「MOTTO GO」正式版が提供される予定であると云う。
1.「MOTTO GO」の概要
「MOTTO GO」は、パイオニアが保有する高度なルートテクノロジーと音声技術を活用したバイク用音声ナビ。排気量別のルート検索、信号数のカウントや右左折ポイント、交差点情報など、バイク向けに最適化したきめ細かいナビゲーションを、わかりやすい音声案内+スマホ画面へのシンプルで見やすい矢印で表示するほか、渋滞・天気、急カーブ地点といった走行中のリスクや不安を軽減する情報に加えて、付近の観光スポット/景観スポットを通るルートなど、ツーリングの楽しみを広げる情報も提供。ライダーへ新しい価値体験を提供する。
2.プレリリース版(Android向け)の概要
– 利用可能期間:2024年4月22日(月)13:00~6月末日(予定)
– 対象端末:AndroidOS(Ver9.0以上)
– 利用方法:Webikeサイト にアクセスし、「Google Play」からダウンロード。
– 利用料金:無料
<プレリリース版で追加された新機能>
(1)ライダー向けのナビ案内機能を強化
これまでの排気量区分別のルート検索や信号数のカウント案内など、ライダー向けにわかりやすいナビ案内機能をさらに強化。リルート提案時の発話応答(はい/いいえ)や、横画面・昼夜画面の切り替えに対応したほか、走りやすい直線道路や交通量が少ない道路を考慮したルート検索、案内を追加。また、バイク用駐車場の検索機能も搭載している。
(2)おすすめスポット情報を拡充
β版に搭載していた“おすすめスポットルート情報”をさらに拡充。マップルが提供する「マップル観光ガイドデータシリーズ」の情報を活用し、さらに多くの観光スポット情報や、施設の位置・営業時間を表示させるようにした。また、立寄り地提案時の発話応答(はい/いいえ)にも対応。さらに、バイクツーリング向け地図「ツーリングマップル 2024年度版(昭文社発行)」に掲載されているツーリングスポットの情報も加わる予定(4月末予定)。
(3)リスクや不安を軽減する情報通知を強化
β版で提供していた走行中の渋滞・取締地点情報や急カーブ・未舗装路などの注意ポイント、目的地の天気情報に加え、道中(約15㎞先)の天気や強風注意情報の音声通知を追加。
(4)お気に入り地点の登録と読み上げ機能
お気に入りの店や行ってみたい場所をメモとして登録。ツーリング中に登録地点に近づいた際の音声通知が可能に。
(5)音声コマンド操作(お試し機能※2)
「MOTTO GO、自宅に帰る」(「ルートをキャンセル」「近くのコンビニ」「近くのガソスタ(ガソリンスタンド)」)などの音声コマンドで、簡単なナビ操作が可能に。スマホ画面を操作する必要がないため、安全なツーリングを実現する。
3.モニターキャンペーンの概要
– 募集期間:2024年4月22日~6月10日
– 内容:
アプリをインストールしてツーリングで利用。アンケートへの回答などでリバークレイン社のバイク用品販売サイト〝Webike 〟で使用できる「Webikeポイント」(最大11,000ポイント)を抽選でプレゼント(詳細はWebikeの特集ページ を参考)。
※1:2022年11月に実施したパイオニアのインターネットおよびインタビュー調査。
※2:音声コマンド操作(お試し機能)では、設定をONにした際、インカムの機能などが一部制限されることがあるため、必ず制限事項を確認した上で利用すること。