パイオニアは2月22日、オールインワン車載器「NP1」の特別仕様モデルが、内閣府の「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置」に関するガイドライン(PDFリンク)に適合する製品として認定されたと発表した。この適合機能を持たせた商品は4月から順次出荷される予定だ。
国土交通省では、近年相次いで起きた送迎用バスに於ける車内への幼児置き去り事故を受けて、昨年12月、事故防止を目的とした「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」を策定。
幼稚園や保育園などにある全国4万台を超える送迎バスを対象に、2023年4月から同ガイドラインに適合する装置を設置するよう義務付けた( 1年間の経過措置が設けられている )。
その適合装置として認定されたNP1の特別仕様モデル「NP1車内置き去り防止安全装置」は、世界初( EPS総研調べ )の音声AI搭載通信型オールインワン車載器であるNP1のセキュリティ監視機能を核に、車内の置き去りを防止する「降車時確認機能」と「自動検知機能」を新たに搭載。
また、OTA( Over The Air/無線によるデータの受信・同期機能 )により、使い勝手や機能向上できるNP1の特長を活かして、今年2月より、川越市内にある三つの幼稚園( 川越幼稚園・川越双葉幼稚園・ひまわり幼稚園 )の協力の下での実証実験などを通して、多忙な業務を抱える園従業員に寄り添った使い勝手となるよう改善にも取り組んでいると云う。製品詳細については、同社の上記機能に係る特設サイトが用意されている。
<NP1&特別仕様モデルの特長>
・通信型ドライブレコーダーやスマート音声ナビ、Wi-Fiスポット機能など、多彩な機能を搭載するAI搭載通信型オールインワン車載器。
・サービスや機能の追加・更新を「通信」で行い、購入後も継続的にユーザーの使い勝手や機能を向上。昨年12月には離れた場所にいても愛車を守るセキュリティ監視機能「マイカーウォッチ」を新たに追加。
・その特別仕様モデルである「NP1車内置き去り防止安全装置」には、車内の置き去り事故を防止する「降車時確認機能」と「自動検知機能」を新たに搭載。
未来の移動体験の創出を目指し、事業を通じて優先的に取り組むテーマのひとつに「事故リスク削減」を挙げるパイオニアは、モビリティ領域における社会課題をテクノロジーによって解決し、子供の置き去りによる事故ゼロを目指すとしている。