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2018年9月19日【アフター市場】

GMOクラウドと双日、コネクテッドカー事業で提携

NEXT MOBILITY編集部

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GMOインターネットグループのGMOクラウドと双日は、GMOクラウドが開発した自動車向けIoTソリューションを活用したコネクテッドカー関連事業の推進に関する業務提携契約を、9月19日(水)に締結した。

 

今後両社は、GMOクラウドが提供する、車両状態の自動解析・遠隔診断ができるスマホアプリ「LINKDriveリンクドライブ byGMO(LINKDrive)」をはじめとする、一連の自動車向けIoTソリューション(LINKDriveシステム)の国内外における市場開拓および、新たなサービスの開発等を共同で推進する。

 

また、将来的にはコネクテッドカー関連事業を展開する合弁会社の設立も見据えているとのことだ。

[業務提携の背景と概要]

 

IoT技術が発展を続ける昨今、自動車の領域においても、IoT技術を活用した様々な取り組みが国内外で進められています。その一つ、インターネットにつながるクルマ「コネクテッドカー」は、これまで主に業務用車両の安全運転や運行管理などに利用されてきたものの、最近では一般車両への搭載も進んでおり、それに伴う関連サービスも広がりを見せている。

 

こうした中、GMOクラウドでは、一般車両含め幅広い車種を「コネクテッドカー」にするべく、後付けの車載コネクタを通じて車両状態の自動解析と遠隔診断が行える、一連の自動車向けIoTソリューション「LINKDriveシステム」を開発し、2017年9月から展開している。

 

一方、国内外の幅広いネットワークで自動車関連事業を展開する双日では、グローバルな視点から自動車用IoT関連技術を利用した事業開発を強化してきた。

 

両社は、安心・安全・便利なカーライフを支えるコネクテッドカーサービスの開発と、自動車業界の発展に貢献するべく、「LINKDriveシステム」を活用したコネクテッドカー関連事業の推進に関する業務提携契約を締結。

 

「LINKDriveシステム」の国内外における市場開拓を進めるとともに、関連業者とのシステム・サービス連携をオープンに進めながら、新たなサービスの開発を共同で進める。

 

また将来的には、コネクテッドカー関連事業に関する合弁会社の設立も見据えている。

 

[LINKDriveシステムについて]

 

「LINKDriveシステム」は、GMOクラウドが2017年9月から展開している、カーオーナー向けスマホアプリ「LINKDrive」をはじめとする、一連の自動車向けIoTソリューションの総称で、主に以下の3サービスを展開している。

 

① LINKDrive

 

「LINKDrive」は、車載コネクタ(LINKDriveコネクタ)を自動車に装着することで、車両データをクラウド上に蓄積し、自動で解析したマイカーのコンディションをスマホアプリで「見える化」できる、カーオーナー向けサービス。

 

カーオーナーは、走行履歴・燃費などの運転情報、オイル・タイヤ交換・バッテリー状態などのカーコンディション情報をスマホアプリでいつでも確認できるほか、クラウド型スキャンツール「LINKPit byGMO」を導入している整備工場と連携すれば、車両の遠隔診断が受けられる。

② LINKDrive PRO

 

「LINKDrive PRO byGMO」は、自動車販売やクルマのサポートをサービスとして提供されている事業者様向けサービス。

 

「LINKDrive」を利用する顧客(カーオーナー)の車両データを、店舗の端末からリアルタイムでチェックできるので、アプリを通じて一人ひとりに合わせた車検・整備・各種キャンペーンの案内、クーポンの発行などのO2O(※2)施策を行える(※3)。

 

また、「クルマイレージ」機能に対応すれば、顧客の走行距離に応じて、店舗のクーポンと交換できるポイントを付与することができる。

 

 

③ LINKPit

 

「LINKPit byGMO」は、自動車整備事業者向けに提供するクラウド型スキャンツール。

 

車両整備に欠かせない一連の診断をタブレット端末向けアプリで実施でき、「LINKDriveコネクタ」を装着している自動車を対象に、インターネットを介した遠隔診断も行える。

 

 

(※1)2008年以降に発売された一般乗用車、小型乗用車、軽乗用車
(※2)Online to Offlineの略で、Webサイトやスマホアプリなどインターネット上のサービスを活用し、オンラインから実店舗(オフライン)への来店を促進すること。
(※3)車両情報の閲覧および情報発信は、アプリでマイショップ登録を行い、事前に店舗へ車両情報の共有を承諾したカーオーナーが対象となる。

 

[会社概要]

 

<GMOクラウド>

 

– 会社名:GMOクラウド株式会社 (東証第一部 証券コード:3788)
– 所在地:東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
– 代表者:代表取締役社長 青山 満
– 事業内容:
クラウド・ホスティング事業。セキュリティ事業。ソリューション事業
– 資本金:9億1,690万円
– HP:https://ir.gmocloud.com/

 

<双日>

 

– 会社名:双日株式会社 (東証第一部 証券コード:2768)
– 所在地:東京都千代田区内幸町2-1-1
– 代表者:代表取締役社長 藤本 昌義
– 事業内容:総合商社
– 資本金:1,603億39百万円
– HP:https://www.sojitz.com/jp/

 

<GMOインターネット>

 

– 会社名:GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
– 所在地:東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
– 代表者:代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
– 事業内容:
インターネットインフラ事業。インターネット広告・メディア事業。インターネット金融事業。仮想通貨事業
– 資本金:50億円
– HP:https://www.gmo.jp/

 

 

■ LINKDrive:https://linkdrive.jp/
■ LINKDrive PRO:https://linkdrive.jp/pro/
■ LINKPit:https://linkpit.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。