パナソニック・オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、ETC車載器の新ラインアップとして、同社製カーナビステーション「ストラーダ」連動型ETC2.0車載器2機種、単体発話型ETC車載器1機種の計3機種を、10月上旬から発売する。
近年、ETC2.0は、高速道路の料金収受に加え、高速道路での安全運転支援(落下物や渋滞末尾情報といった事前の注意喚起)、渋滞回避支援(広域渋滞情報の提供)、災害時支援(発生状況や災害に合わせた行動支援情報の提供)、ETC2.0限定割引(高速料金割引、道の駅への一時退出が可能)など、様々な運転支援サービスを行っている(※1)。
また、一般道でも高度化光ビーコンを活用した「信号情報活用運転支援システム」が、提供されている。
新ラインアップの最上位機種「CY-ET2500VD」では、一般道の高度化光ビーコンを活用した「信号情報活用運転支援システム」に対応(※2)。高速道路や一般道の様々な運転支援サービスの利用が可能となっている。
また、新製品3機種ともに、ドライバーや同乗者を傷つけないよう内装部品形状について保安基準として定められた「内部突起規制(※3)」への対応と、ETCの決済情報をより安全に保護するために国土交通省が将来実施を予定している「新セキュリティ規格(※4)」に準拠した。
[新製品の特長]
①高度化光ビーコン活用の「信号情報活用運転支援システム」が利用可能
一般道に設置されている高度化光ビーコンを活用した「信号情報活用運転支援システム」が利用可能(CY-ET2500VD のみ)。
同社製カーナビステーション「ストラーダ」と連動させることで、ETC2.0が高度化光ビーコンから取得した信号情報を用いて、信号交差点を円滑に通行するための運転支援情報をナビ画面および音声で通知する。
「信号情報活用運転支援システム」のサービスのうち、「発進遅れ防止支援」、「赤信号減速支援」、「信号通過支援」が受けられる。
②「内部突起規制」に対応
ドライバーや同乗者を傷つけないよう国土交通省が定める内部突起に係る保安基準に準拠。自動車が衝撃を受けた場合、乗車人員にとってより安全な部品形状としている。
※(国土交通省)内部突起(UN-R21 関係/PDF):http://www.mlit.go.jp/common/001060139.pdf
③「新セキュリティ規格」に準拠し、セキュリティ規格変更後にも使用可能
ETC利用者の決済情報を保護するため、国土交通省が変更を予定しているセキュリティ規格に対応。将来実施されるセキュリティ規格の変更後も使用できる。
※(国土交通省)セキュリティ規格の変更について:http://www.mlit.go.jp/road/yuryo/etc/security/index.html
※1:(国土交通省)ETC2.0:http://www.mlit.go.jp/road/ITS/j-html/etc2/
※2:「信号情報活用運転支援システム」は都道府県警の交通管制センターが提供する交通情報サービス。同社製カーナビステーションCN-F1XVD,CN-F1DVD,CN-RX05WD/D,CN-RE05WD/D,CN-RA05WD/D(10月発売予定)と連動時に利用可能。
※3 :「内部突起規制」は、国土交通省が自動車の乗車人員に対して安全な部品形状を定めた基準。
※4:「セキュリティ規格」の変更予定については、国土交通省から告知されている。
[主な機能差異一覧]
[主な定格]
[オプション製品]
[問い合わせ先]
お客様ご相談センター
電話:フリーダイヤル 0120-50-8729 (受付時間 9:00~18:00 365日)