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2024年6月19日【SDGs】

大阪ガス、EV・蓄電池の利用住宅向け料金メニュー新設

坂上 賢治

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大阪ガスは6月19日、カーボンニュートラル社会の実現やレジリエンス性へのニーズの高まりを踏まえ、EVや蓄電池の使用家庭向けの電気料金メニューを新設。来たる7月1日より契約受付を開始する。

 

昨今、太陽光発電システムの普及による昼間の余剰電力の発生や、需要ピーク時間帯に於ける市場の電力不足等の社会問題が顕在化している。また地震や台風等の自然災害の増加に伴い、レジリエンス性の向上が課題となり、それらの解決に資する蓄電池やEVが注目されている。そこで大阪ガスは、蓄電池やEVを利用する家庭向けの料金メニューを複数新設する。

 

 

まずIoT対応蓄電池(大阪ガスサービス販社が販売し、指定の蓄電池を単体で設置する家庭限定プラン)を単体で利用する家庭向けの電気料金メニュー「MY蓄電プラン+(プラス)」は、季節の電力需要の変動を踏まえて昼間や夜間の電気が余る時間帯の単価を安くして充電を促し、電気が不足する時間帯に放電を促す特徴を持ったもの。

 

なお充電時間帯の料金単価は、大阪ガスの顧客向けでは初の市場連動型を導入。日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格の変動を料金単価(上限あり)に反映することで割安とする。更に同メニューには、電気料金メニューとしては日本初(大阪ガス調べ)となる料金単価に連動して蓄電池の充放電を大阪ガスが自動で遠隔制御するサービスが付帯する。

 

 

EVを利用家庭向け(ガス併用住宅で同一場所で充電機能のみを備えた充電設備を持つ家庭限定)の電気料金メニュー「MY EVプラン」は、通年で夜間の単価を安くすることでEVの充電コストを低減させる。また昼間の一部時間では日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格の変動を料金単価(上限あり)に反映することで割安とする。

 

大阪ガスでは、「上記 2 つのメニューを通じて、電力需要の負荷平準化に貢献すると共に、環境に良い機器の普及促進やお客さまの電気代の低減に貢献。Daigasグループは、今後もお客さまのニーズの変化に迅速・柔軟に対応した付加価値の提案を行うことで、料金メニューの多様化を図り、Newノーマルに対応した暮らしとビジネスの実現に貢献してまいります」と話している。

 

1.新料金メニュー

 

2.「大阪ガスの電気」申込み方法
2024年7月1日から受付開始。詳細は以下の窓口まで問い合わされたい。
・ 同社ショールーム(ハグミュージアム・DILIPA)
・ 同社コールセンター(グッドライフコール:0120-000-555)
 (受付時間 月~土 8:00~21:00/日・祝 9:00~21:00)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。