ドイツのタイヤ・自動車部品メーカーのコンチネンタルが、4月26日、ハンガリーのブタペストに深層機械学習コンピテンスセンターの開設を発表した。
これは、オートモーティブ事業も手がける同社が、自動運転の実現に不可欠な人工知能、中でも深層機械学習に関する開発を行うための機関だ。
深層機械学習分野での専門知識を拡大することで自動運転を実用化し、交通事故のない交通社会=「ビジョンゼロ」を目指す。
同社は、ブタペストを選んだ理由として、
「自動車ビジネスが活発であり、多数の大学や研究機関がある。そして、深層機械学習に研究に必要な専門家の存在」
などを挙げている。
新設されたセンターには、約100名のソフトウェアおよびハードウェア専門家を雇用。
今後も、さらに機械学習の専門家、ビッグデータのエンジニア、ハードウェア/ソフトウェアの共同設計者、およびアプリケーションエンジニアなどの雇用を予定している。
センターの中心テーマは、組み込みソフトウェア、安全を最重視すべきリアルタイム・ソフトウェア・アプリケーション用の深層機械学習など。
急速に発展するテクノロジーを利用することで、複雑な運転状況を制御するソリューションを開発する予定だ。