中⻑距離相乗りマッチングサービス「notteco(ノッテコ、https://nottec o.jp)」を運営する、nottecoは、11月1日、かねてより実証実験を行っていた北海道天塩町(町⻑:浅田弘隆) における⻑距離ライドシェアサービスを本格始動させることを発表した。
同社が北海道天塩町で行っていた実証実験は、2017年3月より開始。公共の交通機関不足が課題となっている天塩町と稚内市をつなぐ新しい移動手段として、日本初の地方都市専用⻑距離ライドシェアの実証実験を実施していた。
北海道北部に位置する天塩町では、生活圏である稚内まで約70km離れており、自家用車を利用する場合は約1時間で到着するが、直通の公共交通手段はないため、バス・電車を乗り継いで2時間以上を要する。
そのため、自家用車がない町⺠は買い物や通院の際に非常に不便をきたしており、かねてから改善を望む声が上がっていた。
そこで、同社では実証実験期間中の約7か月間、サービスの説明会や会員登録会、町⺠との意見交換会や家庭訪問による状況把握などを実施し、利用者の声を吸い上げながら、天塩町と稚内間の交通手段の一つとしてライドシェアが定着するよう町と協力してきた(2017年10月25日現在までの実証実験期間中の実績:登録ドライブ件数289件、利用者数延べ155人)。
この実証実験が住民から好評だったこともあり、同社では今回の天塩町における⻑距離ライドシェア サービスを本格始動させることを決定。
また、今回の天塩町での本格始動を機に、同社では自治体向けライドシェア交通サポートサービスの提供を開始。
これにより、高齢者の通院手段や観光客の足が不足している地域における相乗りを促進し、地域の足を作るためのサポートをしていくことを目指す。
【参考サイト】
https://cp.notteco.jp/local-rideshare