日産自動車が、平成30年2月1日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、「ジューク」、対象台数は、計14,615台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
日産自動車株式会社 取締役社長 西川 廣人
[不具合の部位(部品名)]
制動装置(マスターシリンダ)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
ブレーキマスターシリンダにおいて、倍力装置内部のスプリングの製造のバラツキを考慮した設計をしていなかったため、ピストンが傾いて押されカップシールとの摺動抵抗が高くなり、ブレーキペダルを速く踏みこんだ際にカップシールが捲れることがある。そのため、シール部から倍力装置内部にブレーキ液が漏れ、そのままの状態で使用を続けると警告灯が点灯し、最悪の場合、制動力が低下して制動距離が長くなるおそれがある。
[不具合件数]
2件
[事故の有無]
無し
[発見の動機]
市場からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、当該マスターシリンダのピストンに専用の潤滑剤を塗布する。
[対象車種]
計1車種・2型式
●リコール対象車・通称名
「ジューク」
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者::日整連発行の機関誌に掲載する。
・対策実施車両:改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNO.4189のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の製造期間(製造期間の全体の範囲)]
平成27年8月3日~平成29年12月11日
[リコール対象車の台数]
計14,615台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001220050.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):