三菱自動車が、平成30年1月25日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、「デリカ」、「アウトランダー」、「ギャラン」の3車種、対象台数は、計79,208台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
三菱自動車工業株式会社 取締役 CEO 益子 修
[不具合の部位(部品名)]
原動機(補機駆動ベルト用オートテンショナー)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
エンジンの補機駆動ベルト用オートテンショナーにおいて、取り付けフランジ部の形状が不適切なため、オートテンショナーのベアリングが経年変化で摩耗し摺動抵抗が増大した状態で高負荷運転を繰り返した場合にフランジ部に亀裂が発生することがある。そのため、そのまま使用を続けるとフランジ部が破損し、最悪の場合、当該ベルトが外れ、警告灯が点灯し、ステアリング操舵力が増大するとともに、バッテリー上がりやオーバーヒートに至るおそれがある。
[不具合件数]
113件
[事故の有無]
無し
[発見の動機]
市場からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、点検のうえ、補機駆動ベルト用オートテンショナーが対策前品の場合は取り付けボルトとともに対策品と交換する。
[対象車種]
計3車種・6型式
●リコール対象車・通称名
「デリカ」、「アウトランダー」、「ギャラン」
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者::日整連発行の機関誌に掲載する。
・対策実施車両:改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.4169のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の製造期間(製造期間の全体の範囲)]
平成20年3月20日~平成23年12月21日
[リコール対象車の台数]
計79,208台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001218795.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):