メルセデス・ベンツ日本が、平成29年11月16日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、S300h、対象台数は、計2,026台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役 上野 金太郎
[不具合の部位(部品名)]
原動機(バキュームポンプ)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
ハイブリッド車のバキュームポンプにおいて、当該ポンプの内部部品の耐久性が不足しているため、使用過程で内部部品が破損し、負圧が生成できなくなることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、負圧が不足し、適切なエンジン制御が行えず、エンジン警告灯が点灯するとともに、フェイルセーフモード制御となり、最悪の場合、排出ガスが基準値を超えるおそれがある。また、負圧が低下するため、ブレーキ警告灯が点灯するおそれがある。
[不具合件数]
9件
[事故の有無]
なし
[発見の動機]
市場からの報告による。
[改善措置の内容]
全車両、バキュームポンプを対策品に交換する。
[対象車種]
計1車種・2形式
●リコール対象車・通称名
S300h
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメールにて通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・対策実施車両:改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアロックストライカー付近に外No.2560のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の輸入期間(輸入期間の全体の範囲)]
平成27年 3月25日~平成29年5月15日
[リコール対象車の台数]
計2,026台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001210331.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):