ヤマハ発動機が、平成30年1月16日、国土交通大臣に対して、改善対策を届出た。
改善対策の対象車は、「ギア BX50」、「ギア BX50N」、「ギア BX50S」の3車種、対象台数は、計4 , 1 1 5台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
ヤマハ発動機株式会社 代表取締役 代表取締役社長 日髙 祥博
[不具合の部位(部品名)]
燃料装置(燃料タンク)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
燃料タンクにおいて、燃料蒸発ガス排出抑止装置(キャニスター)につながるパイプの形状が不適切なため、燃料満タン時にサイドスタンドで停車をする等、タンク内で燃料の液面が揺れた際に、当該パイプからキャニスターに燃料が流入することがある。そのため、そのまま使用を続けると、キャニスターに燃料が溜まり、エンジンに濃い燃料が供給されてエンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
[不具合件数]
4件
[事故の有無]
なし
[発見の動機]
市場からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、燃料タンクを対策品と交換するとともに、キャニスターを新品と交換する。
[対象車種]
計3車種・1型式
●リコール対象車・通称名
「ギア BX50」、「ギア BX50N」、「ギア BX50S」
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメールで通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・対策実施車両:改善実施済車には、その旨を点検整備記録簿に記載する。
[リコール対象車の製造期間(製造期間の全体の範囲)]
平成29年3月10日~平成29年9月27日
[リコール対象車の台数]
計4 , 1 1 5台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001217278.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):