日産自動車は、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる衝突事故の被害軽減を目的とした、既販車向けの後付け安全装置「後付け踏み間違い加速抑制アシスト」を、9月2日から全国一斉に発売する。
「ノート(E12/*1)」への適用を皮切りに、順次、対象車種を拡大する。
今回、日産が発売した「後付け踏み間違い加速抑制アシスト」は、既存のクルマに後付けすることで、ペダルの「踏み間違い」や「踏みすぎ」による急加速を抑制する装置(*2)。
前後のバンパーに取り付けた計4つの超音波センサーが、駐車・停車状態からの発進時に、約10km/h以下の車速で、約3m以内に車両前方または後方に壁などの障害物を検知すると、車内の表示機のブザー音でドライバーに注意を喚起。超音波センサーは、スーパーやコンビニンスストアなどの壁面のガラスも検知できると云う。
さらに、超音波センサーが進行方向に障害物を検知している状態で、ドライバーがブレーキペダルと間違えて強くアクセルペダルを踏み込んだとシステムが判断すると、「前方・後方加速抑制機能」により、加速を抑制し、同時に車内の表示機にアラートを表示し、ブザー音でドライバーに通知。
また、後退時に誤ってアクセルペダルを強く踏み込んで、車速約5km/hを超えた場合にも、「後退時加速抑制機能」により加速を抑制するとともに、車内の表示機にアラートを表示するとともに、ブザー音にてドライバーに知らせる。
日産は、ペダルの踏み間違いによるに加速を抑制し、またブレーキを作動することで事故防止をアシストする「踏み間違い衝突防止アシスト」を既に、多くの車両に装備して、販売しているが、「後付け踏み間違い加速抑制アシスト」の提供で、さらに多くのユーザーの安心・安全な運転をサポートし、交通事故の低減に取り組んでいくとしている。
[商品概要]
■主な機能
①前方・後方加速抑制機能
進行方向の約3m以内にある前方・後方の壁などの障害物を超音波センサーが検知している状態で、ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルが強く踏み込まれた場合、加速を抑制すると同時に車内の表示機にアラートを表示し、ブザー音でドライバーに注意喚起を行う。
②後退時加速抑制機能
作動対象となる障害物がない状況での後退時に誤ってアクセルペダルを強く踏み込んで、車速約5km/h以上になった場合、加速を抑制すると共に、車内の表示機にアラートを表示し、ブザー音でドライバーに注意喚起を行う。
■メーカー希望小売価格(消費税込み/単位:円)
<車種、価格>
– ノート(E12)、73,700円
上記価格には取付費が含まれない。車種や仕様により、追加費用(部品代・取付費)が必要な場合がある。装着の可否については、販売店に確認のこと。
*1:一部グレードを除く。
*2:装置は、道路や障害物、天候の状況や車両の状態等により超音波センサーが正常に検知せず、作動しない場合がある。また、ブレーキを作動させて、車両を停止させる装置ではない。
■(日産)後付け踏み間違い加速抑制アシスト:https://www2.nissan.co.jp/CATALOG/QR/OP/kasoku_yokusei_assist_01.html