日産自動車は9月30日、岩手県陸前高田市の高田松原運動公園で、10月9日に開催される「三陸花火競技大会2021」で使用する電力の一部を電気自動車「日産リーフ」から供給すると発表した。
当日は、「日産リーフSDGsストリート」と名付けられた会場内のメインストリート沿いに設置された、陸前高田市の魅力を紹介するブースや地元素材を使ったお菓子を販売するブース等の照明機器・調理機器・モニターや、郷土芸能ステージの音響や照明機器等に必要な電力を供給し、クリーンな大会運営をサポートする。
今回の「三陸花火競技大会」は、「コロナ禍だからこそ世界中に希望や勇気やワクワクを届けたい」「若者の活躍出来る場にしたい」「三陸花火を通して常に新しいことに挑戦したい」との想いを込めて、全国23社の花火会社が自社制作の花火を打ち上げ、腕を競い合う。
また、国内最大級レベルの「ミュージックスターマイン」や、都市部ではあまり見ることが出来ない「尺玉」の150発以上の打ち上げなど、プログラムも2020年に比べ大きくスケールアップ。なお花火大会は、コロナ禍でも世界中の人に観覧できるようにオンライン中継で配信される。
日産自動車と陸前高田市は、2020年7月28日、『ブルー・スイッチ』活動のもとSDGs達成への貢献を目的に、「電気自動車(EV)を活用した持続可能なまちづくりに関する連携協定」を締結している。2020年に続く今回の三陸花火大会での「日産リーフ」の活用も、『電気自動車の「走る蓄電池」』としての有効性、活用策を市民へ積極的にアピールし、EV普及促進のイベントで連携する、という本協定の取り組みの一環として実施するもの。
日産自動車は、EVならではの新たな価値やワクワクを提供し続けるとともに、2018年5月より、EVの普及を通じて、環境、防災、エネルギーマネジメント、観光、過疎などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』を、全国の自治体や企業、販売会社と共に推進している。また、2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言、電動化をリードしながら、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。