日産自動車は、eスポーツレースの「FIA公認グランツーリスモ・マニュファクチャラーシリーズ・チャンピオンシップ」で、日産車を選択し最上位の結果を出したドライバーと、欧州で開催される「日産GTスポーツカップ」の勝者を、日本に招待する。
「FIA公認グランツーリスモ・マニュファクチャラーシリーズ・チャンピオンシップ」は、ソニーのプレイステーションと国際自動車連盟(FIA)との提携で開催される、FIA認定のオンラインeスポーツレース大会で、プレイステーション専用ゲーム「グランツーリスモSPORT」で開催。
この大会で最上位となった日産ドライバーは、日本の富士スピードウェイで開催されるニスモフェスティバルおよび、グランツーリスモを開発したポリフォニー・デジタル社の本社に招待。欧州で開催されるeレース大会「日産GTスポーツカップ」の勝者も、同様に日本に招待される。
これらの大会は、ゲーマーたちが現実の日産レーシングドライバーになるチャンス獲得を競う、「 GTアカデミー by日産×プレイステーション」の開始から10年目の節目にあたる今年、開催されると云う。
日産のグローバル・モータースポーツ・ディレクターのマイケル・カルカモは、以下のように述べた。
「日産は、GTアカデミーを通してゲームの中のレーシングコースでしか競ったことがないドライバーでも、世界最速のドライバーなれることを証明しました。ソファから抜け出してコックピットに入った彼らは、どのようにすればレーシングドライバーとして成功できるかという従来の常識を覆しました。大会のレベルは非常に高く、私たちはオンラインレースをリアルなレースの代わりとして考えているだけではありません。大会がFIA公認のチャンピオンシップとして注目されるのは素晴らしい機会ですし、日産車で競う世界最高のゲーマーたちに出会えることを楽しみにしています」。
[FIA公認グランツーリスモ・マニュファクチャラーシリーズ・チャンピオンシップ]
アメリカ、アジア、欧州の各地域で日産車を選択して最上位の結果を出し、世界一を決めるワールドファイナルに出場するプレイヤーは、日本に招待され、日産のチームウェアを支給、ワールドファイナルでは、GTアカデミーを卒業したメンターからのコーチングを受ける。
[日産GTスポーツカップ(欧州のみ)]
FIA公認グランツーリスモ・マニュファクチャラーシリーズ・チャンピオンシップで日産車を選択した欧州のプレイヤーは、「日産GTスポーツカップ」に自動参戦。6~8月の大会で、各月の上位12位に入ったドライバーは、9月にバルセロナで開催されるブランパンGTシリーズ・エンデュアランスカップ決勝戦の会場に集められる。
この決勝戦でトップの成績を収めたドライバーは、シルバーストーン・サーキットで行われる日産トレーニングキャンプに参加、メンターから実世界でのドライビングスキルを学ぶ。
集められた計36名のプレイヤーに加え、会場のバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで新たに出場権を与えられた12名のプレイヤーが、日産GTスポーツカップに参戦し、勝敗を競う。
なお、バルセロナで開催されるブランパンGTシリーズ2018には、ソニーがスポンサードするカスタマーチーム「GT SPORT MOTUL Team RJN」が、NISSAN GT-R NISMO GT3で参戦、同チームでドライバーを務めるルーカス・オルドネスとリカルド・サンチェスは、GTアカデミーの元優勝者。
GTアカデミーではこれまでに、オルドネスとサンチェスを含め22名の勝者が現実のレーシングライバーになっている。
■FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ 開催概要:
https://www.gran-turismo.com/jp/gtsport/fia2018/detail/