NEXT MOBILITY

MENU

2021年10月22日【MaaS】

日産、横浜市金沢区富岡エリアで乗合型移送サービスを実証

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

日産自動車は10月22日、京浜急行電鉄(以下「京急電鉄」)、横浜国立大学、横浜市、日産自動車の4者が、11月1日(月)より、横浜市金沢区富岡エリアにおいて「乗合型移送サービスとみおかーと実証実験」を開始すると発表した。

 

京急電鉄、横浜国立大学および横浜市は、急勾配な坂道や狭あいな道路が多く、バス停や鉄道駅へのアクセスが容易でない地域があるなど、交通課題を抱えた同地区において、2018年から実証実験を継続的に実施。2019年からは日産自動車が参画し、地域に適した運行方式の検証を進めている。

 

今年度は本格運行に向けての最終段階と位置付け、過去3か年の実証実験結果を踏まえ、利用ニーズが集中している坂道を中心としたコースおよび駅から遠い住宅地へのコースに集約し、手挙げによる自由乗降での有償実証実験を行う。利用者から要望の多かった朝夕の運行時間帯の拡大、小人運賃の導入等に加え、キャッシュレス決済(Visaのタッチ決済、二次元バーコード決済)を導入し、更なる利便性の向上を図る。

 

また、実証実験では新たに、横浜国立大学とあいおいニッセイ同和損保の共同研究により、とみおかーとに乗車のたびにポイントが貯まる外出促進アプリ「とみおかーとMoove」を導入する。獲得したポイントはカフェチェーン店やコンビニで利用できるクーポン券等と交換可能で、徒歩や自転車移動等でもポイントを獲得することができる。なお、アプリを通して取得する移動履歴等は実証実験の分析に活用する。

 

 

■使用車両
(1)車種キャラバン(日産)
(2)乗車定員8人(運転手を除く)

 

■実証実験について
(1)実施期間
2021年11月1日(月)~2022年1月31日(月)の3か月間(日曜・祝日運休)
(2)実施概要
乗車運賃:大人200円,小人100円(小学生),未就学児無料
運行時間:平日・土曜8:30頃~18:00頃(日曜・祝日運休)
運行事業者:京急横浜自動車株式会社
乗車方法:手挙げによるコース上での自由乗降
(3)実証実験への協力企業
三井住友カード:Visa のタッチ決済の導入支援
小田原機器:車載器(キャッシュレス決済システム)の開発・導入支援
あいおいニッセイ同和損害保険:外出促進アプリの開発・運用

 

 

 

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。