大日本印刷、日産自動車、ゼンリン、ソフトバンク、クワハラの5社は2月17日、車での移動中に快適な環境でWeb会議ができる「移動会議室」の実証実験第2弾として、有償ハイヤーサービスの検証を開始すると発表した。
今回の実証実験第2弾では、利用件数や料金水準の面からニーズを確認し、有償ハイヤーサービスとしての事業化に向けた検証を行う。さらに、ビジネス利用の少ない土日の稼働率を上げるため、不動産会社やハウスメーカーなどにおける候補物件の視察同行や、婚礼時における新郎新婦の移動での利用など、ビジネス会議での利用とは別のサービスの広がりや収益最大化についても検証。事業化に向けたハイヤーサービスの新しいビジネスモデルの確立と、そのために必要な車内空間の仕様や車載品の進化や高度化を目指すとしている。
■実証実験第2弾の概要
期間:2022年2月17日~9月30日
営業時間:24時間(期間中無休)※毎週日曜日22:00~翌朝6:00を除く
実施内容:「エルグランド」を利用したハイヤーサービス(移動中の車内設備の提供を含む)
参加対象:誰でも申し込み可能(1回の乗車で最大2名まで)
営業区域:出発地と到着地が東京都23区域内および神奈川県の横浜市内・川崎市内・横須賀市内
料金:¥20,000~/回(税込み)
※乗車時間2時間または移動距離30kmを超えた場合は追加料金が発生
※車載しているモニターやオーディオ装置への接続用PCは利用者側で持ち込みが必要
車両:日産「エルグランド」(VIP 2列シート)
車内空間仕様・車載品 :
32インチの液晶モニター
前席と後席間の隔壁(遮音機能あり)
会議専用のカメラ/スピーカー/マイク
Web会議用の通信ネットワーク(5G、4G対応)
運転手との車内連絡および現在位置表示用のコミュニケーションツール
膝上テーブル、各種アダプターなど