日本特殊陶業は4月15日、国内の自動車整備工場向けのコネクテッド予防整備サービス「ドクターリンク(Doctor Link)」のテスト運用を、5月から開始すると発表した。
サービスを通じて、同社がこれまで培ってきた販売ネットワークとコネクテッド技術を活用し、自動車整備工場が抱える課題の解決とカーユーザーの利便性の向上を図るとしている。
「ドクターリンク」は、コネクテッド化された車両使用状況と整備履歴のデータを基に、独自のアルゴリズムを用いて最適な整備時期・内容を自動車整備工場に提案するサービス。
これにより、自動車整備工場は、カーユーザーに対して定量的なデータに基づいた最適なサービスの提案が可能となり、顧客との信頼構築強化やデジタル化による業務の効率化を図ることが。一方、カーユーザーは、車両の適切な整備により、安心して愛車に乗り続けられる環境や愛車の価値向上などのメリットが享受できると云う。
なお、「ドクターリンク」の名称は、コネクテッド技術を中心にさまざまなステークホルダーがつながり、自動車整備士がユーザーにとって“かかりつけ医”のような役割を果たすとのコンセプトから命名。
日本特殊陶業は、自動車整備工場と共に、スマートモビリティ社会を下支えするメンテナンスインフラの構築を推進。製品だけでなくサービスの提供を通じても、スマートモビリティ社会に貢献していくとしている。
[サービスの概要]
– 名称:ドクターリンク(Doctor Link)
– 提供地域:日本国内
– 提供先:自動車整備工場
– テスト運用開始日:2021年5月(予定)
– 提供開始日:未定
– 利用料:未定
■日本特殊陶:https://www.ngkntk.co.jp/