中日本高速道路(NEXCO中日本)と、そのグループ会社の中日本エクシスは、東名高速、中央、北陸自動車道など、全6カ所のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)を6月から7月にかけて、リニューアルオープンする。
リニューアルオープンするSA・PAは、以下の通り。
<路線、SA・PA、オープン日>
① [E1] 東名高速道路、富士川SA(下り)、6月22日
② [E20] 中央自動車道、石川PA(上り)、6月29日
③ [E8] 北陸自動車道、小矢部川SA(下り)、7月1日
④ [E1A] 新東名高速道路、NEOPASA駿河湾沼津(上り)、7月中旬(予定)
⑤ [E1] 東名高速道路、牧之原SA(下り)、6月13日(オープン済)
⑥ [E85] 小田原厚木道路、大磯PA(上り)、6月20日(一部オープン済)
[SA・PAのリニューアルの概要]
①[E1] 東名高速道路、富士川SA(下り)
■6月22日にテラス&テイクアウトコーナーがオープン
今年4月に開業50周年を迎えた同エリアでは、昨年から商業施設のリニューアルを進めてきた。
昨年11月には、地元静岡県で人気のらーめん店「らーめん 田ぶし」や人気海鮮丼専門店「焼津直送のっけ家」をはじめ、「セブンイレブン」のオープンやフードコート座席の増席(94席→154席)などをおこない、今年5月には、一般道からもエリアが利用できる「ぷらっとパーク」を新設した。
さらに今回、富士山の眺望や富士市街の夜景が楽しめるテラスを新たにオープン。合わせて、日本唐揚協会が開催する「第9回からあげグランプリ」で金賞を受賞した「金のとりから」や、静岡B級グルメ「富士宮焼きそば」のテイクアウトコーナーもオープンする。
② [E20] 中央自動車道、石川PA(上り)
■6月29日、グランドオープン
山梨方面から都心に向かう最後の休憩施設の同エリアは、都心に近いことから施設が狭小なため、利用者から席数の少なさを指摘されていたと云う。
そこで、フードコート座席の増席(72席→112席)や正面デザインを改良、ショッピングコーナー「Hachioji marché(ハチオウジマルシェ)」新設など、リニューアルを順次実施。山梨県の老舗和菓子店「桔梗屋」の商品を各種取り揃えたショッピングコーナーの「黒蜜庵」も刷新した。
同エリアのリニューアルは、6月29日の「ファミリーマート」のリニューアルオープンをもって、全てが完了。新しい石川 PA(上り)としてグランドオープンする。
③ [E8] 北陸自動車道、小矢部川SA(下り)
■7月1日、グランドオープン
今回のリニューアルでは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、富山県高岡市の金屋町で見られる伝統意匠「千本格子(さまのこ)」をイメージして建物をリニューアル。
フードコートには、高速道路初出店となる地元富山県の「白えび亭」を誘致。また、ホテルニューオータニ高岡が運営する「CHEF’S TABLE」では、本格レストランの味がカジュアルに楽しめる。
また、4月には地元小矢部の老舗和菓子店「五郎丸屋」の銘菓「薄氷」をはじめ、北陸で人気の土産物を取り揃えたショッピングコーナーや、北陸道初出店となったコンビニエンスストア「ローソン」もオープンしている。
④ [E1A] 新東名高速道路、NEOPASA駿河湾沼津(上り)
■7月中旬 レストラン「家族庵 ~Family~」がオープン
オーシャンビューが楽しめる同エリアでは、創業70年の家族亭が運営するレストラン「家族庵 ~Family~」が新たにオープン。御膳の他、地元駿河湾産のしらすや桜えびを使用したメニューや、キッズメニュー・和スイーツなど、豊富なメニューを取り揃えた。
店内には、駿河湾を眺めながら食事ができるテラス席や、キッズスペースを用意している。
⑤ [E1] 東名高速道路、牧之原SA(下り)
■6月13日、グランドオープン
広大な茶畑の中に位置するエリアの特徴を活かし、ショッピングコーナーでは地元牧之原をはじめとした静岡県のお茶に関連した土産物や、地元で人気の土産物を取り揃え、リニューアルオープン。
フードコートでは、牧之原の茶葉を使用した茶蕎麦や、地域ブランドの新丸正「焼津鰹節」の出汁が楽しめるラーメン、焼津港直送の鮪を使った丼や定食など、この場所ならではのメニューを提供する店舗が新たにオープンした。
上記以外にも、「ローソン」をオープンした他、焼津港で水揚げされた新鮮な鮪や、静岡県産のしらすが入った玉子焼きなど、豊富な惣菜が選べる「おふくろ亭」もリニューアル。
また、コインシャワーを増設(男性4台・女性1台→男性5台・女性2台)するなど、ビジネスドライバーにも配慮した。
⑥ [E85] 小田原厚木道路、大磯PA(上り)
■6月20日、一部リニューアルオープン
箱根帰りのドライバー多く立寄ると云う同エリアでは、これまで混雑していたショッピングコーナーを広げ、今回新たに、地元平塚の人気洋菓子店「シルスマリア」の生チョコなど、地元で人気の土産物を取り揃えてリニューアルオープンした。
フードコートでは、一人でも快適に利用できるよう、カウンター席を新たに設けた他、地域ブランド「箱根山麓豚」を使用した「箱根山麓豚味噌漬丼」や、高速初の新メニューとして「シルスマリア」の生チョコを使用した「生チョコソフト」を用意した。