企業向け睡眠改善プログラム「SleepTech(スリープテック)」事業を展開するニューロスペースは、5月18日、「睡眠不足の乗務員を乗務させてはいけない」等のバス・タクシー・トラック事業者に対する規則改正に対応した、「簡易的な睡眠不足チェックサービス」および「バス・タクシー・トラック業界に特化した睡眠研修会」の提供を開始した。
2018年6月より施行される「旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送事業輸送安全規則の一部改正」は、担当する国土交通省によると、
「バス・タクシー・トラック事業について、運転者の睡眠不足による事故の防止を一層推進するため、睡眠不足の乗務員を乗務させてはならないこと等を明確化し、点呼簿の記録事項として睡眠不足の状況を追加」
するもの。
同社は、これに対応した新しい企業向けサービスとして、以下の2つを開始する。
◆簡易睡眠不足チェック
①回答時間約1分の睡眠不足チェックアンケート
②定期的に潜在的睡眠不足をチェックできる20問のアンケート
の2タイプを実施。
①は毎日の運転乗車前に確認、②は本人が感じにくくなる慢性的睡眠不足をチェックするためのものだ。
これらサービスにより、乗務当日の睡眠不足だけでなく、慢性的に蓄積された睡眠不足状態も可視化することが可能。
また、より従業員の負担が少なく、正確に睡眠不足チェックを行うための高精度の簡易睡眠計測デバイスを提供することもきる。
◆運輸・物流業界特化型の睡眠改善研修
バス・タクシー・トラック運転者に多く見られる睡眠の悩み傾向や、睡眠不足の原因となる生活習慣などを分析し、ソリューションをカスタマイズした睡眠改善研修会。
従来から同社は、50社を超える企業に対し睡眠改善ソリューションを提供、また今回の規則改正に先駆けて運輸・物流業界向け研修会も数年前から実施している。そして、これらの実績やノウハウを活用して行うのが、今回新設した研修会だ。
同社は、今後も様々な業界の企業と連携することで、
「従業員の睡眠問題改善とパフォーマンス向上に特化した働き方改革・健康経営の実現」
を目指すことを目標としている。