NECネッツエスアイは9月13、三井住友海上火災保険と自動車整備工場を支援する「整備ナビゲーションサービス」の提供に関して提携した。
この整備ナビゲーションサービスとは、自動車整備工場、自動車リース事業者などを対象に修理・整備に関する情報を提供することで、こうした新たな自動車整備工場向けサービスを行うことにより、整備拠点に於いて情報検索に要する時間を削減できる。
具体的には、自動車整備の資格を保有する整備士からの国内外のメーカーを問わず修理・整備に関する問い合わせに、電話・メール・Webフォーム・FAXで対応するもの。
同サービスの開始で、整備士による整備手順の確認や故障診断、原因究明などの時間削減に貢献し、業務負荷の軽減と整備品質の向上で自動車整備業界の様々な課題解決に寄与するのが目的だ。
サービスを始動させる理由は、今日の自動車整備業界では運転アシスト機能や電気自動車といった新たな技術への対応。電子車検証の発行、OBD車検(On Board Diagnostics/車載式故障診断装置を使った自動車検査)など検査業務のデジタル化への対応が求められていることがある。
しかし同業界では慢性的な整備士不足といった課題もあり、整備に関する効率化や省力化が急務となっている。
NECネッツエスアイでは、「三井住友海上が支援する整備組織〝アドバンスクラブ〟の会員向けに整備ナビゲーションサービスを提供することで、自動車整備業における業務効率化に貢献していきます」と話している。