ナビタイムジャパンとLuupは2月8日、MaaS分野での取組みを共同で推進していくことで合意した。
これはナビタイムジャパンが「経路探索エンジンの技術で世界の産業に奉仕する」ことを掲げる理念と、Luupの「街じゅうを駅前化するインフラをつくる」の理念を下に、自転車や電動キックボードを含めたマイクロモビリティに最適なルート検証と、行政や自治体と共に地域交通の補完や改善を推進していく取り組みを指すもの。
この両社による協業で、利用者にとっては走りやすい最適なルートが提供されること、地域交通網の課題解決を行うことで地域交通の最適化に貢献できることなど、全ての人がより快適に移動できる社会の実現を目指すとしている。
より具体的な協業分野は以下の通り
(1)リアルタイムデータ連携:
ナビタイムジャパンが提供する各種サービスにLUUPのポート情報や満空情報をリアルタイムにデータ連携
(2)マイクロモビリティのルート最適化:
マイクロモビリティに最適なルートの検証を共同で実施し、利用者にとって走りやすい最適なルートを開発、実用性を検証
(3)社会課題解決のためのデータ活用:
LUUP が保有する走行実績データとナビタイムジャパンが保有する経路探索データを活用し分析することで、地域公共交通が及ばないエリアを補完、交通空白地帯をカバーするなど地域交通の最適化や、運転手不足などの社会課題に貢献
(4)物流領域での共同検証:
電動マイクロモビリティの運営における機材の運搬など物流の効率化を共同で検証
上記に係る第一弾として、ナビタイムジャパンが提供するNAVITIMEなどのサービス上にて、LUUP のポート情報や満空情報の表示を開始。これにより徒歩や自転車などでのポートまでのルート検索が可能になる。
更に第二弾以降は、シェアサービスを考慮したルート探索が可能になるよう開発を進める。このために自転車・電動キックボードに最適なルートの検証を共同で実施していく。結果、ユーザーに適切な移動経路を提案でき、ルート精度の向上が図られれるようになる。
両社では、「LUUPの走行実績データと、ナビタイムジャパンが保有する経路探索データを活用し分析することで、日本に於ける移動全般の効率化・利便性向上に寄与することを目指します」と話している。
株式会社ナビタイムジャパン
・所在地:東京都港区南青山3-8-38
・代表者:代表取締役社長 大西 啓介
・設立:2000年3月1日
・URL:https://corporate.navitime.co.jp/
株式会社Luup
・所在地:東京都千代田区神田佐久間町三丁目21番地24
・代表者:代表取締役社長兼CEO 岡井 大輝
・設立:2018年7月30日
・URL:https://luup.sc/company/