ナビタイムジャパンは5月21日、バイク専用ナビゲーションアプリ『ツーリングサポーター』にて、「急カーブ注意喚起案内」を提供開始した。
この機能は、音声案内により、急カーブの手前で注意喚起を行う機能。例えば、「この先、右(左)方向のカーブがあります」「この先、カーブが連続します」などカーブの進行方向に沿って発話して、運転手に注意喚起する。カーブの形状に応じて発話内容を変え、運転手が地図をリアルタイムで確認できていなくても、音声である程度先の道をイメージすることができるようにしている。
急カーブ地点の情報は、全国の道路を対象に、ルートの形状をもとに独自開発したアルゴリズムを用いて、カーブ区間の距離や角度を作成。GPSにて自車の走行速度を計算し、走行速度に注意したほうがよいと判定された場合に、音声で注意喚起を行う。
バイク事故原因の多くは、スピードの出しすぎによるカーブ突入や、ガードレール・工作物との衝突等の、単独事故だと言われている。また、コロナ禍で密を避けた移動手段としてバイク需要が高まっていることからも、安心・安全の側面での機能拡充を行うことで、交通事故削減の支援を考え、今回の開発に至った。
今回の対応により、急カーブに差し掛かることをあらかじめ把握できることで、安全に走行するためにスピードを落とす、などといった判断の一助として利用できる。特に、峠道や海沿いの道など、スピードを出しやすいがカーブが多く存在するようなルートを走行する際に、活用して欲しいとしている。
なお、音声による急カーブ注意喚起機能は、ナビタイムのカーナビゲーションアプリ『カーナビタイム』でも利用できる。今後は、自転車専用ナビゲーションアプリ『自転車NAVITIME』など、『ツーリングサポーター』以外にも広げていくことを検討しており、車両に合わせた最適な案内を提供していくとしている。