ナビタイムジャパンは4月14日、カーナビアプリ『カーナビタイム』に、主にタクシードライバーや送迎運転手などのプロドライバー向けの新機能を追加した。
今回、追加された機能は、「①交差点を指定したルート検索」「②道路を指定したルート検索」「③プロドライバー向け地図」「④抜け道を考慮したルート検索」「⑤抜け道の地図表示」「⑥進入禁止箇所の地図表示」の6つ。
「②道路を指定したルート検索」「④抜け道を考慮したルート検索」「⑤抜け道の地図表示」「⑥進入禁止箇所の地図表示」機能は、プロドライバーやヘビーユーザー向けのプレミアムプラスコースにて提供される。
同社によると、『カーナビタイム』は、仕事での利用および仕事とプライベート両方での利用をしているユーザーが約5割と多く、中型車や大型車、タクシーなどの商用車など、多くのプロドライバーにも利用されている。(2020年2月ユーザーアンケートより。)
■新機能の概要
①交差点を指定したルート検索
経由地に、交差点を直接指定できるようになる。乗客から、任意の交差点を通るルートを指定された場合などに、より素早くルート検索が可能になる。
交差点を経由地に設定した場合、これまでは交差点のどの方向から進入するかを判定できなかったため、ユーザーが交差点付近の任意の場所を手動で指定する必要があったが、今回の対応では、どの方向・どの道からその交差点に向かうのかを判定できるようになり、任意の場所を手動で指定せずに、設定できるようになる。
②道路を指定したルート検索
ルート検索時の条件として、利用したい道路名を検索・指定して、その道をなるべく通るルートを検索できる。道路は最大8件まで指定可能。
走り慣れた道路など好みのルートを検索する際や、乗客から通る道路を指定された場合などに活用できる。
③プロドライバー向け地図
交差点名や道路名、建物やロータリーの形状などの詳細を見やすくした地図。通常の地図では、地図のサイズに合わせて、ルートや道路が見やすいよう、文字表記を少なくしているが、プロドライバー向け地図では、交差点名や道路名を見やすいフォントサイズや色味で表示したり、ロータリーの形状を詳細に描画したりしている。
④抜け道を考慮したルート検索
渋滞回避などのために大通りを避けたい場合などに、ルート検索条件設定にてあらかじめ設定をオンにしておくと、ナビタイムジャパンの提供するカーナビアプリのプローブ交通情報(道路を走行する自動車から送信されるGPS測位データ情報)を元に、幹線道路以外でも一定の交通量のある道路を抽出し、走行実績のある道をなるべく通るルートを検索できるようになる。
⑤抜け道の地図表示
プローブ交通情報を利用し、幹線道路以外でも一定の通行実績のある道路を、地図上に青線で表示し、点滅表示する。利用者の通行実績だけでなく、ナビタイムジャパンのカーナビアプリを使って通行した他のドライバーの走行実績も反映して情報更新される。大通りを避けたい場合などに、どの道を通るかの参考にできる。
⑥進入禁止箇所の地図表示
現在走行中の道路上に、進入禁止箇所がある場合に、地図上にアイコンを表示。走行している方向を考慮してアイコンを表示するため、一方通行だけでなく、指定方向外進行禁止道路での誤進入も防げる。時間帯によって進入可否が切り替わる道路にも対応している。ナビゲーションをしていない時でも、アイコンで注意喚起をすることで、安全運転をサポートする。