これは全国で61あるドクターヘリ基地病院(基幹連携病院を含む)の約7割に相当する。今後は、協力病院の更なる拡大を図ると共に、病院へのデータ配信方法についても順次改良を加えていき、より効果の高いシステムに進化させていく構えだ。
また本格運用にあたってHELPNETこと日本緊急通報サービスに加え、さらに新たなサービス・プロバイダーとしてボッシュサービスソリューションズ株式会社(本社 : 埼玉県新座市 代表取締役 : 鴨川哲也)と株式会社プレミア・エイド(本社 : 東京都千代田区 代表取締役 : 吉澤成一朗)がD-Call Net®に参画。
サービス開始に向け準備を進めていくことになっている。昨今、車両側のコネクティッド化が急速に進む中、今後は、日本全体の取り組みとして、輸入車ユーザーも含め対応車種を更に拡大していく云う。
この本格運用に迎う道程について、D-Call Net®の代表構成団体・HEM-Net理事長 篠田伸夫氏は「交通事故重症者の救急医療は、必要な医療をどれだけ早く実施するかがカギです。
そのため、事故発生~搬送~医療開始という一連の流れをどれだけ正確かつ迅速に進めるかについて、HEM-Net、トヨタ、ホンダ、日本緊急通報サービスは2015年11月から2年余り、D-Call Net®の試験運用を実施してまいりました。
そしてこのほど、消防・協力病院をはじめとする関係機関の協力の下、全国での本格運用を開始できる体制となりました。