パーク24は12月9日、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した「時間貸駐車場」に関するアンケート結果を発表した。それによると、時間貸駐車場を選ぶ決め手は「目的地までの近さ」と「料金」で、駐車場から目的地までの距離、許容範囲は5分以内が最多。また、駐車場を探す手段は、半数以上が「アプリ」という回答だった。
パーク24では、毎月9日に、同社の「タイムズクラブ」会員を対象に実施したクルマや交通に関するアンケートの調査結果を発表している。「タイムズクラブ」は入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラムで、タイムズパーキングやタイムズカーレンタル、タイムズカーシェアの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供している。会員数約853万人(2020年10月末現在)。
今月の「時間貸駐車場」についてのアンケート結果詳細は以下の通りとなる。
■ 時間貸駐車場を選ぶ際の基準
1位「目的までの近さ」80%、2位「料金」79%。3位以下は、「最大料金の有無」39%、「とめるスペースの広さ」28%、「店舗提携による駐車料金割引の有無」21%と続き、上位2項目と2倍以上の差が開く結果となった。
「駐車場を選ぶ際の基準」の1位と2位を年代別で見ると、「目的地までの近さ」は、年代が上がるにつれ割合が高くなる。60代以上は「料金」が69%となっており、他の年代よりも10ポイント以上低く、料金よりも目的地までの距離を重視していることがわかる。
■ 時間貸駐車場から目的地までの許容範囲
徒歩で「5分以内」が43%で最も多く、次いで、「3分以内」29%、「10分以内」13%。年代や性別による傾向の違いは見られなかった。
■ 駐車場を探す際の主なツール
「アプリ」が54%で半数を超える。以降、「カーナビ」41%、「現地で目視」39%。
2016年に実施したアンケートでは、「現地で目視」が50%で最多、次いで「カーナビ」44%、「アプリ」は23%だったが、今回は「アプリ」が「現地で目視」を15ポイント上回る結果となった。
年代別で見ても、「アプリ」で駐車場を探す人は全ての年代で5割を超える。また、「カーナビ」は若い世代ほど割合が高く、20代以下が49%で最多だった一方で、40代以上は「現地で目視」が「カーナビ」を上回った。
今回のアンケート調査により、2016年と比較して「アプリ」で駐車場を探す人が大幅に増えていることがわかった。2016年時点では20歳以上のスマートフォンの個人保有率は54.3%だったが、2019年時点で66.7%と12.4ポイント上昇※。スマートフォンがより身近な存在になったことに加え、アプリ自体の頻繁なアップデートにより利便性が向上していることも、利用の増加に繋がっているものと思われる。
■調査概要
調査対象:タイムズクラブ会員
※2019年9月1日以降に入会し、直近でパーク24グループのサービス(時間貸駐車場・予約制駐車場・レンタカー・カーシェア)の利用者
調査方法:非公開型インターネットアンケート
調査期間:2020年9月1日~2020年9月7日
有効回答者数:5,051名
※調査結果は、四捨五入による端数処理のため、構成比が100%にならない場合がある。