一般財団法人日本技能研修機構(以下「JATTO」)は6月29日、協賛会員に三菱商事エネルギー(以下「MCE」)の加盟が決定したと発表した。
MCEは、三菱商事グループのエネルギー商社として、石油製品の卸売と直売事業を行い、全国約1,000カ所の取引先を有している。同社は関連会社の株式会社カーフロンティアにて業務用カーケア用品仕入れサービス「AnotherRoot」、カーメンテナンス予約サービス「timy」を運営。さらに株式会社BEADではタイヤ購入&取付予約サービス「TIREHOOD」を運営するなど、自動車の電気自動車(EV)化や自動運転化というモビリティの変革の新たなステージに向け、グループを挙げて事業を展開している。
今回のJATTO加盟により、全加盟企業・提携企業との共創が実現。「エネルギーとモビリティで、社会をもっと快適にする」同団体ビジョンの実現に向け、相互の強みを生かした関係構築を目指す。具体的には、2024年6月に開始する車載式故障診断装置を活用した自動車の電気的な検査(OBD車検)の対応へ向け、業界に先駆けた取り組みを加速させる。
JATTOでは、全国に500のハブ拠点(エーミングセンター、以下「AC」)を設けることで、エーミングを請け負う整備網を構築。普及拡大が続く先進安全自動車(ASV)の機能維持とドライバーの安全性の確保を支えていくことを目指している。またJATTOのACでは、2020年4月1日に始まった自動車特定整備制度に合わせて導入された、新たな認証資格「電子制御装置整備」を保有している。
今後は、MCEの石油製品の供給先ガソリンスタンド約1,000店舗と、カーフロンティアが有する13,000店舗を超える加盟店に対し、エーミングの最新情報の提供や、エーミング作業を行うとしている。