国土交通省は6月11日、「防災道の駅」として39駅を初めて選定したことを発表した。
国土交通省では、「道の駅」第3ステージの取組の一環として、都道府県の地域防災計画等で、広域的な防災拠点に位置づけられている「道の駅」について「防災道の駅」として選定し、防災拠点としての役割を果たすための、ハード・ソフト両面からの重点的な支援を行うこととしている。
今回、都道府県からの提案を踏まえ、重点支援対象となる「防災道の駅」として39駅を初めて選定した。
■「防災道の駅」の選定要件
1.都道府県が策定する広域的な防災計画(地域防災計画もしくは受援計画)及び新広域道路交通計画(国交省と都道府県で策定中)に広域的な防災拠点として位置づけられていること
※ハザードエリアに存する場合は、適切な対応が講じられていること
2.災害時に求められる機能に応じて、以下に示す施設、体制が整っていること
①建物の耐震化、無停電化、通信や水の確保等により、災害時においても業務実施可能な施設となっていること
②災害時の支援活動に必要なスペースとして、2500m²以上の駐車場を備えていること
③道の駅の設置者である市町村と道路管理者の役割分担等が定まったBCP(業務継続計画)が策定されていること
3.4.が整っていない場合については、今後3年程度で必要な機能、施設、体制を整えるための具体的な計画があること
■「防災道の駅」の選定箇所