国土交通省は1月11日、バス・タクシー車両やバスターミナルのバリアフリー化の進捗として、令和2年度末 移動等円滑化実績等報告書の集計結果を発表した。
平成18年12月の「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(平成18年法律第91号)」(バリアフリー法)に基づき、バス、タクシー等の各事業者においては、事業の用に供する車両や施設の一層のバリアフリー化が求められている。
令和2年度末におけるバリアフリー化の主な実績については、ノンステップバス車両数が対前年度2.6ポイント増の63.8%、バスターミナルの段差が解消されている施設が94.4%、福祉タクシー車両数が対前年度4,400台増の41,464台となった。
■令和2年度末のバリアフリー化の進捗状況(( )は、対前年度からの増減)
– バス車両のバリアフリー化
乗合バス ノンステップバス:63.8%(約2.6ポイント増)、リフト付きバス等:5.8%(約0.3ポイント増)
貸切バス(ノンステップバス、リフト付きバス等):1,975台(894台増)
– バスターミナルのバリアフリー化
バスターミナル全体に占める段差解消施設数の割合:65.4%(約3.6ポイント増)
1日当たりの利用者数が3千人以上の施設:94.4%
– 福祉タクシー車両の導入状況
福祉タクシー(ユニバーサルデザインタクシーを含む):41,464台(4,400台増)