ミックウェア(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長 兼 会長:鳴島健二)は10月2日、自社の録画データ流通サービス「Mvcube™」(エムブイキューブ)の商用展開する。
その第一弾は、通信型ドライブレコーダーを使用したタクシー向け安全運転支援サービス「Mvcube for Taxi」となる。「Mvcube for Taxi」は、JVCケンウッドの通信型ドライブレコーダーSTZ-DR10を使用。端末管理及びOTA(Over The Air、無線経由)技術はVieurekaの「Vieureka Manager」を採用したもの。
同製品並びサービスは、既に大和自動車交通でのサービス導入が決定。今後はドライブレコーダーで収集した車外画像データを活用した新分野で協業の可能性を大和自動車交通と検討中だという。
ミックウェアでは、「今後は、タクシー以外の業種へもサービス提供拡大することで、録画データの地域網羅率をアップさせ、また収集した映像を活用した新たなサービスの提供を通して、安心安全な車社会・地域創生に貢献してまいります」と話している。
またJVCケンウッドは、「弊社は、累計販売台数が230万台以上(2023年3月末時点)となる通信型ドライブレコーダーの技術ノウハウを有しています。
この技術資産に加え、オープンイノベーションを活用し、AIやIoT、ビッグデータといった先進的なデジタル技術との連携を図っています。
蓄積されるデータの活用を可能にすることで、エッジAI市場における社会インフラ提供の一翼を担い、モビリティ領域での安心・安全の実現に努めてまいります」と述べている。
Vieurekaは、「このたび、端末管理SaaSのVieureka Managerをミックウェア様のMvcube for Tax」でご採用頂いたことを大変嬉しく思います。
Vieurekaプラットフォーム搭載のJVCケンウッド製ドライブレコーダーを採用頂くことで、専門的なスキルがなくともOTAや機器異常の検知、トラブル発生時の端末ログ収集などを行うことができます。
今後も通信型ドライブレコーダー上でのVieurekaプラットフォームをより発展させ、お客様のサービス構築や運用をサポートしてまいります」とコメントした。
最後に大和自動車交通は、「弊社が2004年に全タクシー車両にドライブレコーダーを導入して19年が経過しました。近年では自家用車両にも搭載され、時代と共にその機能も進化しています。
今回導入する「Mvcube for Taxi」では、事故対応・緊急対応時に運行管理者がリアルタイムで映像による状況把握ができる機能や、ドライバーへの運転診断や危険ポイント抽出などの安全運転支援機能に期待し、これらを活用することでより安全なタクシー運行を実現してまいります」としている。
「Mvcube for Taxi」の特長は以下の通り
・事故対応・緊急対応時に通信で画像を取得することで、即時の状況把握が可能。
・運転診断や危険ポイント抽出などの機能で、安全なタクシー運行をサポート。
・監視車両や監視カメラの設置なく街の安心安全や災害監視利用が可能になる。
・様々な情報サービスと連携し、対象箇所を絞り込み、効率よく映像を収集。
・気象・災害、道路・施設との連携で見たい箇所を絞り込める。
・街中にあるカメラ映像から絞り込んだ箇所の映像だけを取り出しクラウド収集。
・映像の保存にかかるクラウド/ストレージ費用等を削減できる。
・絞り込んだ映像を解析し管理/監視者の負担を軽減する。