図1:ミシュランの自動タイヤ点検ソリューション MICHELIN QuickScan
ミシュランは5月11日、自動車専用360度スキャナーを提供するProovStation(プルーブステーション)と提携すると発表した。
プルーブステーションは本社をフランスに構え、欧州13か国で事業展開する、コンピュータービジョンを専門とするDeepTechの新興企業。光学技術で、3秒で360°スキャンを実行するハイテク車両スキャナーを開発しており、「ステーション」は、全方位から損傷をミリメートル単位で分析し、人工知能を活用して車両の全損傷を検出する。
今回の提携により、従来の車両点検では約30分を要し、うち約3分でタイヤ点検をするのが一般的であったところ、わずか数秒でタイヤを点検し車両点検全体を1分未満に短縮することが可能になる。また、車両点検費用を抑えることができる。
プルーブステーションが開発したソリューションに、ミシュランは路面磁器スキャナーMICHELIN QuickScanで培ったタイヤ点検技術を提供する。すべてのブランドのタイヤと車両を、雨、雪など天候に関わらず測定可能なMICHELIN QuickScanにより、自動車両点検機能が強化され、タイヤの摩耗をミリメートル単位の精度で自動かつ瞬時に確認できるようになる。
図2:タイヤ摩耗を自動測定