メルセデス・ベンツ日本が、平成29年11月16日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、S600、S65、S65クーペ、メルセデス・マイバッハ S600、対象台数は、計159台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役 上野 金太郎
[不具合の部位(部品名)]
車載式故障診断装置(エンジンコントロールユニット)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
車両式故障診断装置において、燃料システム制御モジュールからの信号を認識するプログラムが不適切なため、燃料圧力センサ、燃料温度センサ、または、燃料ポンプに異常が生じた場合、メーターパネル内のエンジン警告灯が点灯しない。そのため、保安基準第31条の基準に適合しない。
[不具合件数]
0件
[事故の有無]
なし
[発見の動機]
ドイツ本社からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、エンジンコントロールユニットと、燃料システム制御モジュールのプログラムを対策プログラムに書き換える。
[対象車種]
計4車種・4形式
●リコール対象車・通称名
S600、S65、S65クーペ、メルセデス・マイバッハ S600
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメールにて通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアロックストライカー付近に外No.2562のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の輸入期間(輸入期間の全体の範囲)]
平成25年12月25日~平成27年6月7日
[リコール対象車の台数]
計159台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001210338.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):