メルセデス・ベンツ日本が、平成29年12月11日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、G350d、G550、G63AMG、メルセデスAMG G63、メルセデスAMG G65の計5車種、対象台数は、計5,553台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役 上野 金太郎
[不具合の部位(部品名)]
横滑り防止装置(ESP)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
横滑り防止装置(ESP)において、ESPコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、クルーズコントロール作動中に当該ユニットと運転者支援システムの通信が途絶えた場合、エンジントルク信号をエンジンコントロールユニットに送信し続けることがある。そのため、車両が走行し続け、ブレーキオーバーライド機能が作動せず、ブレーキ操作時に操作力が増大し、最悪の場合、制動停止距離が伸びるおそれがある。
[不具合件数]
0件
[事故の有無]
な し
[発見の動機]
ドイツ本社からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、ESPコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。また、全使用者に対して改善措置が実施されるまでの間、クルーズコントロールの使用を控えるよう注意喚起を行う。
[対象車種]
計5車種・4型式
●リコール対象車・通称名
G350d、G550、G63AMG、メルセデスAMG G63、メルセデスAMG G65
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメールにて通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・対策実施車両:改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアロックストライカー付近に外No.2578のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の輸入期間(輸入期間の全体の範囲)]
平成 27 年 10 月 18 日~平成 29 年 11 月 3 日
[リコール対象車の台数]
計5,553台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001213805.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):