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2024年6月28日【アフター市場】

姪浜ドライビングスクール、九大伊都・蔦屋書店内に営業窓口

坂上 賢治

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福岡市西区姪浜で、広域事業を展開するサワライズ( ©SAWARISE )は7月5日、自社傘下の姪浜ドライビングスクールの営業所を「いとLab+」内に開設する。

 

上記「いとLab+」とは、九大新町の研究開発次世代拠点である九州大学伊都キャンパス(約1.5km)近隣の研究開発施設で、産学連携により新産業・新事業の創出に取り組んでいる研究開発棟と生活利便施設が一体となった新しいスタイルの街となっている。

 

 

そんな「いとLab+」は、中心市街地の天神・博多駅周辺エリアだけでなく、福岡空港からも1時間以内でアクセスできる一方で、糸島半島の自然環境に触れながら研究開発に集中できる立地にある。姪浜ドライビングスクールの営業拠点は、この「いとLab+」内の九大伊都 蔦屋書店(福岡県福岡市西区九大新町5番1 いとLab+内)の店内に開設される。

 

 

拠点では、普通車・二輪車免許の相談や入校申込みだけでなく、サワライズが運営する広域事業に係る福岡西、姪浜・小戸エリアの営業発信も担う拠点としても活動するという。

 

ちなみに、この姪浜ドライビングスクールは、福岡市地下鉄 空港線 室見駅・姪浜駅より徒歩約8分の場所にある普通車と二輪車の専用コースを持つ公安委員会指定の自動車教習所。

 

運転技術はもちろん、モラルやマナーを身につけた「安全な運転者の育成」に力を注ぎ、地域の安全活動も推進し、快適・安全な社会づくりを目指している。

 

また普通車・二輪車の免許取得だけでなく、ペーパードライバー講習、企業向けの安全講習などの各種講習も用意している。なお今回の新拠点は、教習所内で顧客を待つことなく人が集まる場所で積極的に働き掛けて、免許取得希望者を獲得するだけに留まらず、先の通り、グループ事業の情報発信拠点としての役割も担う。

 

併せて学び・研究の拠点の「いとLab+」自体が、ファミリー層や若年層も集う拠点でもあるため、姪浜ドライビングスクール自体もステレオタイプの自動車教習所としての枠を超えて、〝モビリティにかかる情報発信の場〟としての役割も持たせていきたいという考えもありそうだ。

 

 

さて、そんな姪浜ドライビングスクールを運営するサワライズは、炭鉱事業の姪濱鑛業として、1914年(大正3年)に創業。今年で110年目を迎える。1950年には医療事業を開設、1962年には鉄鋼事業、姪浜自動車教習所(現在の姪浜ドライビングスクール)を開設した。

 

同じ年には炭鉱を閉山。以降、多角経営化を始動させて、1977年には不動産事業を開業。1989年にはレジャー事業として小戸ゴルフセンターを開設、2014年に介護事業テラシス桜花開設など幅広く事業を展開。2020年にはリブランディングを行い、ロゴマークの刷新や企業スローガン「Rise Your Life.」を策定した。

 

 

更に2022年4月には、地域の暮らしを豊かにするべくライフデザインセンターを設立。飲食事業・インテリア事業・ヘアサロン事業を推し進め、2024年4月19日には、姪浜駅南にライフスタイル提案型の複合商業施設「MEINOHAMA STEPS」を開業した。

 

社名:株式会社サワライズ
設立:1914年12月1日
代表取締役:柴田 耕治
本社所在地:福岡県福岡市西区小戸2丁目3-18
事業内容:不動産企画・開発事業、レジャー、鉄鋼事業、医療事業、介護事業、他
WEBサイト:https://www.sawarise.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。