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2020年3月5日【アフター市場】

丸紅、米・機械修理データのAI解析企業と戦略的提携

NEXT MOBILITY編集部

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丸紅は、米国シリコンバレーを拠点に機械修理データの解析とメンテナンスオペレーション用のAIプラットフォームを開発・提供する「プレディ(Predii)社 」と、戦略的パートナーシップに係る契約を締結した。

プレディ社は、2013年にカリフォルニア州パロアルトで設立されたスタートアップ企業で、膨大な機械修理・故障データを独自のAI技術で解析し、整備事業者や製造業者向けに「機械の故障予知・予防診断」や「迅速な故障箇所の特定」等を行うAIプラットフォームを開発。

 

このプラットフォームを通じて、故障・不具合等による稼働停止時間の減少やメンテナンスコストの低減、オペレーションのデジタル化・自動化等のサービスを提供している。

 

 

 

 

特に自動車分野においては、米国最大手の自動車整備業者向けソフトウェア会社の開発パートナーとして、数十億件に及ぶ自動車修理データの解析と定義付けを行っており、また、独自のアルゴリズムとAIを構築し、高精度・高速度の故障箇所判断や部品選定、修理のアドバイスサービスを全米の自動車整備業者に提供している。

 

 

 

 

今回のパートナーシップ契約では、丸紅が取り組む自動車修理・アフターマーケット事業を皮切りに、建設・産業機械や航空機等、メンテナンスオペレーションを必要とする機械産業において、プレディ社のAI技術の活用を検討。各産業においてのオペレーションの効率化・デジタル化を図る。

 

丸紅は、米国における自動車部品販売事業やレンチ社(Wrench)による自動車整備事業等のアフターマーケット事業の拡大に取り組んでおり、コネクテッドカー時代の到来を見据えた中長期戦略として、顧客が安心・安全に自動車を使える仕組みの構築を目指す。

 

具体的には、店舗のみならずオンラインを活用した部品供給、自動車や顧客のデータを活用した予防メンテナンス・予知保全、Extended Warranty(延長保証)等のサービスの提供を目指すとしている。

 

*:2019年10月に出資。2015年にワシントン州シアトルで設立されたスタートアップで、顧客が希望する時間・場所にメカニック(自動車整備士)を派遣して自動車整備・修理を行うサービス「モバイルメカニック」を提供。

 

 

[プレディ社概要]

 

– 会社名:Predii, Inc. (プレディ)
– 所在地:米国カリフォルニア州パロアルト
– 創業年:2013 年
– 代表者:Tilak Kasturi
– 事業内容:

機械修理データ解析、メンテナンスオペレーション用 AI プラットフォームの開発・提供。

– HP:https://www.predii.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。