ドライバーモニタリングシステム「AIS」検出映像
ドライバーの状態や行動を検知し、交通事故ゼロ社会へ貢献
マクニカは12月6日、Smart Eye AB.(本社:スウェーデン、CEO:Martin Krantz、以下Smart Eye)が開発したアフターマーケット向けドライバーモニタリングシステム「AIS」(Applied AI System)の日本での代理店契約を締結し販売開始することを発表した。
販売開始についてマクニカでは、「昨今、交通事故ゼロ社会実現に向けての取り組みが盛んになってきています。国土交通省では、交通安全基本計画に於いて、〝世界一安全な道路交通の実現〟を目指し、令和7年までに24時間死者数を2,000人以下にすること。
また〝令和7年までに重傷者数を22,000人以下にする〟という目標を掲げており、交通事故ゼロ社会の取り組みは、今後も加速していくと考えられます。そうしたなかで交通事故が起きる原因の上位に、〝脇見運転〟〝漫然運転〟があり、高速道路での交通事故が起きる原因の第1位は前方不注意と言われています。
これを受けて国土交通省でも〝ドライバーの居眠りや脇見を検知するドライバーモニタリングシステム〟のガイドラインも策定しています。今回、マクニカで取り扱いを開始するSmart Eyeのドライバーモニタリングシステム「AIS」は、AIベースのモニタリングソフトウェアを搭載した車内カメラです。
ドライバーモニタリングシステム「AIS」製品画像
ドライバーの視線、頭部動き、表情、疲労、注意力などの微妙な変化を分析し、眠気や注意散漫の初期兆候をリアルタイムで検出することで、迅速にドライバーに通知して安全運転を促し、危険な状況を未然に防ぐことができます。
本システムに使用しているソフトウェアの出荷実績は、現在国内外で100万台を超えています。マクニカでは、運送会社、物流会社、保険会社などを対象に、Smart Eyeのドライバーモニタリングシステムを販売することで、日本における「交通事故ゼロ社会」実現に貢献していきます」と話している。
Smart Eye ドライバーモニタリングシステム「AIS」特長は以下の通り
- •眠気やあくびを検知したときに音声にて通知。
- •飲食、喫煙、携帯電話の使用などの危険行為を検知。
- •視線追跡が道路に集中していないことを検知すると、注意散漫を音声にて警告。
- •フェイスマスクやサングラスを着用している人など、あらゆる種類の顔を認識。
- •プライバシーを確保のため、ドライバーのビデオを録画または保存されない。
- •動的セルフキャリブレーションにより、5分以内にインストールできる。
- •既存車に簡単にインストールできる柔軟で消耗性の高いシステム。