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2023年12月6日【アフター市場】

マクニカ、ドライバーモニタリングシステムの販売を開始

坂上 賢治

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ドライバーモニタリングシステム「AIS」検出映像

 

ドライバーの状態や行動を検知し、交通事故ゼロ社会へ貢献

 

マクニカは12月6日、Smart Eye AB.(本社:スウェーデン、CEO:Martin Krantz、以下Smart Eye)が開発したアフターマーケット向けドライバーモニタリングシステム「AIS」(Applied AI System)の日本での代理店契約を締結し販売開始することを発表した。

 

販売開始についてマクニカでは、「昨今、交通事故ゼロ社会実現に向けての取り組みが盛んになってきています。国土交通省では、交通安全基本計画に於いて、〝世界一安全な道路交通の実現〟を目指し、令和7年までに24時間死者数を2,000人以下にすること。

 

また〝令和7年までに重傷者数を22,000人以下にする〟という目標を掲げており、交通事故ゼロ社会の取り組みは、今後も加速していくと考えられます。そうしたなかで交通事故が起きる原因の上位に、〝脇見運転〟〝漫然運転〟があり、高速道路での交通事故が起きる原因の第1位は前方不注意と言われています。

 

これを受けて国土交通省でも〝ドライバーの居眠りや脇見を検知するドライバーモニタリングシステム〟のガイドラインも策定しています。今回、マクニカで取り扱いを開始するSmart Eyeのドライバーモニタリングシステム「AIS」は、AIベースのモニタリングソフトウェアを搭載した車内カメラです。

 

ドライバーモニタリングシステム「AIS」製品画像

 

ドライバーの視線、頭部動き、表情、疲労、注意力などの微妙な変化を分析し、眠気や注意散漫の初期兆候をリアルタイムで検出することで、迅速にドライバーに通知して安全運転を促し、危険な状況を未然に防ぐことができます。

 

本システムに使用しているソフトウェアの出荷実績は、現在国内外で100万台を超えています。マクニカでは、運送会社、物流会社、保険会社などを対象に、Smart Eyeのドライバーモニタリングシステムを販売することで、日本における「交通事故ゼロ社会」実現に貢献していきます」と話している。

 

Smart Eye ドライバーモニタリングシステム「AIS」特長は以下の通り

  • •眠気やあくびを検知したときに音声にて通知。
  • •飲食、喫煙、携帯電話の使用などの危険行為を検知。
  • •視線追跡が道路に集中していないことを検知すると、注意散漫を音声にて警告。
  • •フェイスマスクやサングラスを着用している人など、あらゆる種類の顔を認識。
  • •プライバシーを確保のため、ドライバーのビデオを録画または保存されない。
  • •動的セルフキャリブレーションにより、5分以内にインストールできる。
  • •既存車に簡単にインストールできる柔軟で消耗性の高いシステム。
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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。