NEXT MOBILITY

MENU

2024年7月2日【IoT】

川崎市、自動運転バスのレベル4実装事業開始へ

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

川崎市は7月2日、都市部での自動運転バス実装をテーマに、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)」へ応募。同日に採択を受けた。

 

上記を踏まえ今後、川崎市では実証走行に向けた関係者との調整を進めると共に、同市が事務局を務めるレベル4( ※ 限定された領域で、運転に必要なドライバーの認知・予測・判断・操作を自動運転システムが替わって行う )モビリティ・地域コミッティを組成するなど、都市部に於ける自動運転バスの実装に向けた取組を進めていく。

 

そんな川崎市では、深刻化する運転手不足の影響などから、路線バスの減便が余儀なくされており、市民生活への影響や都市の利便性が著しく低下する懸念等を抱えている。そこで、そもそも同市の強みであった都市の利便性の確保と、持続可能な地域公共交通環境の形成を改めて目指してすく構えだ。

 

1. 採択を受けた提案事業の概要
事業主体:川崎市
走行予定エリア:(1)川崎市内~大田区内 (2)川崎駅周辺
事業期間:令和6年8月~令和7年2月(予定)
走行時期:調整中

 

(備考)
この取組に於ける具体的な走行ルートや走行時期、実装に向けた目標スケジュール、内容などについては、自動運転バスの実装に向けた取組に関する関係者との調整等を踏まえ、令和6年8月上旬に開催する事業概要説明会で公表される予定。
※事業概要説明会の開催場所や開催時間などについては、詳細が決まり次第、発表される。

 

2. 実施体制(敬称略)

名称:川崎市 市長
代表者:福田紀彦
住所:川崎市川崎区宮本町1
主な役割:事業主体

—————————–

名称:川崎鶴見臨港バス株式会社
代表者:取締役社長 野村正人
住所:川崎市川崎区中瀬3-21-6
主な役割:自動運転車両の運行

—————————–

名称:アイサンテクノロジー株式会社
代表者:代表取締役社長 加藤淳
住所:名古屋市中区錦3-7-14 ATビル
主な役割:車両・システム総合調整/3D地図の提供

—————————–

名称:A-Drive株式会社
代表者:代表取締役社長 岡部定勝
住所:横浜市都筑区中川1-4-1 ハウスクエア横浜301号
主な役割:実証実験統括/自動運転車両販売

—————————–

名称:株式会社ティアフォー
代表者:代表取締役社長 加藤真平
住所:名古屋市中村区名駅1-1-3
主な役割:自動運転車両および自動運転システムの開発

—————————–

名称:損害保険ジャパン株式会社
代表者:代表取締役社長 石川耕治
住所:新宿区西新宿1-26-1
主な役割:自動運転専用保険の提供/緊急時体制構築支援

—————————–

名称:SOMPOリスクマネジメント株式会社
代表者:代表取締役社長 中嶋陽二
住所:新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル27階
主な役割:リスクアセスメント/事故予防の第三者評価

—————————–

名称:KDDI株式会社
代表者:代表取締役社長 髙橋誠
住所:千代田区飯田橋3-10-10 ガーデンエアタワー
主な役割:自動運転車両・遠隔監視システムとの通信提供

—————————–

名称:株式会社京三製作所
代表者:代表取締役社長 國澤良治
住所:横浜市鶴見区平安町2-29-1
主な役割:信号連携機器に関する調整

—————————–

名称:LocaliST株式会社
代表者:代表取締役社長 有吉亮
住所:横須賀市光の丘 8-3
主な役割:社会受容性に関する企画運営

 

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。