九州電力は7月4日、マンション向けEV充電サービス「PRiEV (プライブ)」を首都圏および九州エリアで提供している電力を、原則として全て再エネ由来に切り替えたことを明らかにした。なおこの電力由来の切り替えは、高圧一括受電マンション等、同社がサービス提供に向けに小売電気事業者から直接電気を購入できない場合を除くものとしている。
PRiEV(プライブ)の概要図と特長は以下の通り
2050年のカーボンニュートラルに向けて九州電力では、実質100%再エネ利用のマンションが供給される等、不動産業界においても脱炭素社会の実現に向けた取組みが進めてきた。
今会は、同取組みの一助となるべく、まずは九州エリアで提供する「PRiEV (プライブ)」を原則全て再エネ由来の電気とし、環境配慮型のマンション開発を支援するもの。また併せて、より環境にやさしくEVを利用したいというEVユーザーのニーズにも対応していきたい考えを示した。
また今後は、首都圏エリアにおいても、再エネ由来の電気を用いたサービス提供に向けて、検討を進めていく構え。九電グループでは、「再エネ由来の電気を用いたEVの普及拡大に取り組むことで、脱炭素社会の実現に貢献するとともに、九州から日本の脱炭素をリードする企業グループを目指してまいります」と話している。